
紙書類の電子化に時間と手間がかかるのは、フラットベットスキャナーでは手動で1枚ずつ書類をセットしなければならないからである。
紙の大量コピーと同じ感覚で、自動用紙送りでスキャンできれば、他の作業の合間を使ってスキャニングができる。
そんなドキュメントスキャナーがサンワダイレクトから発売される。
サンワサプライは、作業の合間を使って手軽に書類をデータ化でき、名刺をスキャンすることで印刷情報のデータ化、整理も可能な「ドキュメントスキャナー 400-SCN002」を発売した。
A4用紙をセットしてワンプッシュで自動スキャンすることができるので、かさばる書類を作業の合間に手軽にデータ化でき、管理・保管を効率的に行うことができる。
スキャンしたデータはパソコンにインストールした添付ソフトを使って、用途に合わせて操作・管理することができる。
名刺をスキャンすることで印刷情報をパソコンに取り込み、データベースで整理できる便利機能付きである。
電子資料と紙資料を合わせて会議資料を作成するような場合、最終的に紙ベースで作ってしまうと、あとで差し替えが生じたときに、大変な手間がかかる。
本機のようなスキャナーで紙資料を電子化しながら、電子資料ベースで順番を揃えて、最終チェックの後、会議関係者に事前にメールで送付すれば、手間の軽減になる。
そうした際にわずらわしいスキャニング作業を合理化してくれる、便利なツールである。
価格は12,500円(税込)である。本格的なドキュメントスキャナーだと、高価であるため経費承認がなかなか下りないが、この価格帯ならば社員個人用としても承認が通りやすいであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)