彼女が引っ張り出されたのは、ステージではなく法廷だった。先日、トラブルメーカーで知られるロック歌手のコートニー・ラブが、裁判所から元メイド達に対して未払い賃金の支払いを命じられていたことが分かった。先週末に以前雇っていた弁護士から起こされた訴訟に続き、コートニーにとっては法廷で「踊らされる」二週間となっている。
今週ビバリーヒルズの裁判所から日本円にして、およそ300万の未払い賃金の支払いを命じられたコートニー・ラブ。彼女にとっては、はした金かもしれないこの金額も、メイド達にとっては死活問題だ。彼女の元メイドとして働いていたMiriamさんとMyriamさんの二人が、賃金の未払いを理由にコートニーに対して訴訟を起こしていた。
訴えによると、コートニーは元メイド達に対して、数年前に働いていた当時の給料を支払っていなかったという。このことから、Miriamさんに対して16,632ドル、Myriamさんには19,137ドルの、合わせて35,769ドルを支払う判決が下された。
コートニーはファンを惹きつけるだけでなく、訴訟も呼び込んでしまうものらしい。先週の木曜日には、以前にコートニーを担当していた女性弁護士のロンダさんからも、Twitter上での中傷を巡り、ロサンゼルスの上級裁判所で訴訟を起こされている。
「ホント糞ったれっていうぐらいにガッカリだわ。あの弁護士、賄賂で買収されちゃってね。」
コートニーは、ロンダさんをこのように中傷。訴えによると、ロンダさんが、コートニーに対してドラッグの摂取を止めるようアドバイスしたことがきっかけになったという。このアドバイスに激怒したコートニーは、数か月後にロンダ弁護士を解雇。その後しばらくしてから、コートニー側から関係の修復を持ちかけるも、ロンダ弁護士側が断ったことから、Twitterで中傷行為を行ったとしている。
この中傷行為に対して、ロンダ弁護士は提訴。彼女の弁護士としてのキャリアを傷つけたとして、単なる損害賠償だけでなく、懲罰的損害賠償も要求。この懲罰的損害賠償とは、懲罰の観点から、通常の損害賠償よりも金額を上乗せするものである。法律の専門家を敵に回してしまったコートニーだが、判決次第では、多額の支払いを迫られることになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)