スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(30)は、子育て中の現在でも自らのセレブ・ステイタスを利用した「ライセンス商品」の展開を賢くすすめており、このまま行くとスーパーモデル界初の「ビリオネア(10億ドル級長者、日本円で約800億円)」になる可能性があるかもしれない、と囁かれている。
ジゼルと言えば、『Forbes』誌が毎年出すスーパーモデル界の長者番付では、09年7月の妊娠、出産を経てもなお7年連続トップの座を譲らないことで知られる。夫はNFLニューイングランド・ペイトリオッツのイケメン人気選手、トム・ブレイディだし、長男ベンジャミン君(1)を産んでも、もちろんスリム体型のまま。現在、夫と共に数百万ドル級の御殿を建設中。もはや全てを手に入れたと言える彼女。しかし、まだこれで終わりではなかった。
『Forbes』誌電子版のブログが伝えたところでは、現在4500万ドル(約36億円)とも推測される彼女の年収は、さらに増えゆく傾向にあり、彼女がスーパーモデルで初の、またブラジル人女性としても初の「ビリオネア・クラスの長者」になる可能性が高くなってきているというのだ。
その理由は、「ヴェルサーチ」や「クリスチャン・ディオール」といった高級ブランドのアイコンとしてポーズをとるだけでなく、彼女が自分自身の「ブランド力」を高めており、「ジゼル」の名前を掲げたさまざまなライセンス商品展開を多角的に進めているから。
まず彼女が環境保護を念頭に自らプロデュースしているサンダルのブランド、『Ipanema』が大好評であることは、すでに良く知られている話。商品は昨年だけで2500万足を売り、販売会社『Grendene』のドル箱。同社の売り上げの63%を占めているそうだ。
また昨年、ブラジル版ヴィクトリアズ・シークレットとも言えるランジェリー販売会社『Hope』とのジョイントベンチャーとして、ジゼル自身の下着ブランド『Gisele Bundchen Brazilian Intimates』を先月末から販売開始。同社の株も取得する予定であるという。
さらに、エコフレンドリーなコスメの会社『Sejaa Pure Skincare』をアリゾナ州フェニックスに設立していて、現在彼女が100%所持している株を今後、売却する予定があるという。
これらを全て総合すると、ジゼルはすでに2億5000万ドル(200億円)の資産を稼ぎだしていると、同ブログは伝えている。それに所有するブラジルのホテルや、コスタリカの別荘などの不動産物件の資産価値を加えると、合計金額は10億ドルクラスをゆうに達するとの見方だ。
写真は9日、俳優モーガン・フリーマンの功績をたたえ、アメリカ映画協会が『生涯功労賞』を贈った授賞式に出席したジゼル。背中の開いた銀ラメのドレスにショッキングピンクのベルトでアクセントをつけ、その完璧なボディで出席者の視線を釘付けにした。そして表情は「ガッポリと儲かりすぎて困っちゃう」という声が聞こえてきそうな、余裕の微笑み。そりゃあ800億円級の「ビリオネア」の仲間入り目前となれば、笑いも止まらなくなるわけである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)