身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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台南市には「脫褲榮」と呼ばれ、民衆に親しまれる服を着ない男性がいる。男性は6歳の頃から衣服を身につけることなく過ごしてきた。その男性が先日脳卒中のため亡くなった。家族は男性にスーツを着せて埋葬したという。それは男性にとって、55年ぶりに着る服だった。
生前、朝食店でドリンクを買って悠々と歩いていく男性に、食事中の人が顔を上げることはなく、道を歩いていても、通りすがりの運転手が不思議に思うことはなかった。みな慣れてしまったのである。男性は冬でももちろん裸。寒くないのかと聞かれても、彼の答えはひとつだった。
男性は、6歳の頃の発熱をきっかけに、衣服を身につけるだけで針に刺されるような痛みを感じるようになったのだという。以来男性は服を着るのをやめ、家族や町の人たちもそれを受け入れてきた。
今月12日、脳卒中のために61歳で人生の幕を閉じた男性。人当たりのいい性格で民衆にも好かれており、男性の突然の死には多くの人が悲しんだ。真っ裸で歩き回っても、風紀障害と咎められることのない台湾で唯一の人だった。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)