人気ヒップホップ歌手のショーン・キングストン(21)が、マイアミで休暇中にジェットスキーの衝突事故を起こして大ケガを負い、一時重体で危険な状態となっていた。突然の事故に、ジャスティン・ビーバーなど友人らが励ましと祈りのメッセージを寄せている。
『Beautiful Girls』などの楽曲で知られるキングストンは米メモリアルデーを祝う先月29日、マイアミビーチでジェットスキーを楽しんでいた。しかし午後6時頃、マッカーサー・コーズウェイ近辺で23歳の女性一人を後ろに乗せたままパーム・アベニュー橋に激突。海水に浮いて助けを求めているところを、現場近くにたまたまいた、非番の沿岸警備隊員の男性に救助された。
その沿岸警備隊員によると、事故直後のキングストンは体が大きすぎてライフベストが脱げており、頭を海面から出すのが困難な状態だった上、震えながら口から血を大量に吐いていたとのこと。しかし意識はあり、海に飛び込んで頭を起こし支えた沿岸警備隊員の呼びかけに「自分は大丈夫だ。」と何度も返したという。
その後キングストンは、近くのジャクソン記念病院内のライダー外傷センターに搬送されたが、重体で危険な状態にあるとされ、救急外傷部門で手当を受けていた。しかしその後状態が安定し、一段階下のICU病棟に移動したと代理人が発表した。同乗していた女性にケガはなかった。事故原因は不明だが、アルコールを飲んでいたため?という憶測があったものの、その後の当局の発表で飲酒要因は否定された。キングストンの代理人は「ショーンの家族は、この大変な時に祈りとサポートを捧げてくれている全ての皆様に感謝しています。」とコメントを出した。
友人のジャスティン・ビーバーは、キングストンと以前、ミュージックビデオで共演した仲。ツイッターでいち早く「マイフレンドに祈りを。彼は真の友でビッグ・ブラザーだ。皆さんも今夜は彼のために祈って。」とつぶやいた。また、プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズは、事故の翌日、キングストンの病床をお見舞いに訪れ、「きょうがあることに感謝します。明日は約束されてないかもしれないもの。毎日をベストに生きるようにします。」とつぶやいた。この他にもラッパーのニッキー・ミナージュ、LL・クール・Jらがツイートでお見舞いをつぶやいている。順調な回復をお祈り申し上げたい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)