赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
Rank.1
5月19日に起きた列車衝突事故で、ヨハネスブルグ救急救助隊は21日にはけが人が852名に上ったことを発表した。毎日のように車などの事故で死傷者が出る南アフリカだが、今回大事故にもかかわらず死者が出なかったということで、救急隊の活躍に注目が集まっている。
事故が起こったのはヨハネスブルグのソウェト(Soweto)というタウンシップで、5月19日午後5時半ごろ列車同士が衝突した。帰宅ラッシュということもあり、列車は人であふれていたため、多数の死傷者が出ることが危惧された。
しかし、救急隊の迅速な行動により死者はゼロ。乗客は頭部や脊椎の損傷といった重傷者からかすり傷まで幅広く、暗くなった現場では負傷者が動けずに横たわっている様子が投光機で照らされた。救急隊によって次々と負傷者たちが病院へ搬送されたが、大多数の人はすでに退院している。
ハウテン州保健省は土曜日に3ヶ所の病院へ訪問して負傷者を見舞い、「現場に駆けつけた救急隊らの迅速な処置に感謝する」と述べている。
ちなみに衝突の原因は未だに解明できていない。今回、救急隊の活動が迅速だった南アフリカだが、機械系等の調査には弱いのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)