携帯を盗んだ男性が、マンションの3階から落とされて亡くなった。捜査の結果、携帯を盗まれた被害者が殺人犯として逮捕された。

5月4日朝2時ごろ、クワズール・ナタール州にあるピーターマリッツバーグのとある通りに、男性が倒れているのをパトロール中の警察官が発見した。男性は既に死亡、どうやらマンションから落ちたようだった。

亡くなった男性はスボニソ・ドラミニ（20）。頭部に刺し傷があり、マンションから転落したことがわかっている。逮捕されたのは23歳の女と22歳、25歳の男の3名。

ドラミニがなぜ3階のルーム51の窓から投げ出されたのか、詳しいことはわかっていない。また、近所の人は、警察が殺人事件の捜査をし始めてから事件を知った人が多いという。

新聞社では、ドラミニが携帯を盗んだ後バーへ飲みに行き、夜9時過ぎに家に戻っているところまで突き止めた。

その後、ドラミニの友人は「女がドラミニに携帯を盗んだことで詰めより、彼は盗んだことを認めた。盗んだ携帯は排水溝に隠したままだった。彼はなぜ女が自分が携帯を盗んだことがわかったのか不思議だと言っていた」と述べている。警察の捜査によると、ドラミニが女の携帯を盗み、それを巡って口論となり、男がナイフでドラミニの頭部を刺して窓から突き落としたと考えている。

携帯を盗んだ代償が、頭部を刺されて突き落とされるという結末はひどいかもしれないが、携帯を盗まれた結果、殺人犯となってしまった女もつらいだろう。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）