芸人・作家・監督と様々な顔を持つ品川庄司・品川が、5月21日付の自身のブログ「品川庄司 品川blog」にて「漫才ギャング無料試写会」を岩手県宮古市で開催したことを明かしている。現地では監督である品川と、主演の佐藤隆太が舞台挨拶を行った。
品川は今回の無料試写会で映画を観て笑ってもらい、少しでも東北の人に元気になって欲しいと綴っている。公開当初から東北の人にも観て欲しかったが、電気のことや交通のこと、行ったところで邪魔になってしまうのではという気持ちから、上映の時期を品川なりに考えていた。その分、今回実際の現地入りで「最初の一歩を踏み出すことができた」と感じたのだ。今後も映画を観たくても観られない状況の人たちの為にも、たとえ上映が終わっても、劇場がなくても、DVDを持ち込んだり何か方法を考えながら活動して行きたいという。
また品川は個人的に炊き出しも積極的に行いたいと考えていることを明かした。5月15日付のブログでは、福島県郡山市へ炊き出しに行ったことを綴っている。実の兄がTwitterやFacebookで仲間を集めボランティアチームを作り、度々被災地を訪れていた。品川はそのボランティアチームに参加したのだ。現地に入った品川は、一般のボランティアの人たちの活動に心を打たれ「ああいう人達が復興の追い風なんだなぁ。」と記している。
そんな今後のビジョンを考えながら帰りの新幹線に乗った品川は、仙台駅から思わぬ人と遭遇した。芸人・宮川大輔である。ロケで首を痛めたという宮川だが、仙台の被災地へ元気を届けにやってきたのだ。隣に座った宮川は仙台の銘菓「萩の月」を食べては「美味しい」と大興奮であったという。帰りの新幹線は宮川がいてくれたおかげで「あっという間の2時間だった」と品川は綴っている。
品川は長いビジョンで被災者の為に何ができるかを考えている。ボランティアは一時的なものではなく、長期的なものであって欲しいと多くの人が願っている。被災地の復興までの道のりは遠い。多くの協力がまだまだ必要なのだ。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)