これまでパソコンには無縁でいたのに、シニア世代になった途端にパソコンを使う必要が生じることがある。
町内会の回覧板作りや町内会費収支決算などである。またインターネットで情報収集することも増えるだろう。
そんなシニア層のパソコンユーザーをターゲットにした富士通の「FMVらくらくパソコン4」が発売される。
本製品で特に重視されているのが、健康管理機能と町内会などにおける事務処理機能である。
まず、富士通のシニア向け携帯電話「らくらくホン ベーシック3」で収集した、歩数や活動量のデータを取り込む機能を新たに搭載している。
取り込んだデータは、グラフ形式で見やすい「らくらくウォーキング日記」に表示されるので、日々の健康管理を楽しく続けることができる。
また、これまで使いこなすのが難しかった「Microsoft Office」に関して、6種類のテンプレートが入った「お手本集」をプレインストールし、回覧板・お知らせ、お小遣い帳などをかんたんに作れるようになった。
また、Microsoft Officeの操作を極力分かりやすくするためのアドインソフト「Dr.シンプラー 2010 ビギナーズ Lite」がプレインストールされている。
そして、もちろんシニア層には欠かせない年賀状作り機能も充実している。
「FMV らくらくパソコン4」オリジナルの「筆ぐるめ らくらくナビ」が用意され、「レイアウト選択」「文章入力」「印刷」の3ステップでかんたんにはがき作成ができる。
続いてハードウェア面の工夫だが、キーボードやマウス操作が苦手なユーザーでも操作できるようタッチパネルを採用している。
物理キーボードにも工夫が凝らされ、母音キーと小さい文字の入力に使うキーの色分けや、アルファベットの文字の拡大、機能キーの日本語表記などが施されている。
製品は、2タイプ用意されている。
LIFEBOOK AH/R4H(インテル Core i5プロセッサー搭載)と、LIFEBOOK AH/R4(インテル Celeron プロセッサー搭載)で、それぞれ価格はオープンとなっている。
パソコンは使い始めると楽しさが見えてくるツールである。怖がらずに本機のようなシニア向けパソコンを使ってみると新しい世界が広がるだろう。
提供開始日は、LIFEBOOK AH/R4Hが2011年6月16日、LIFEBOOK AH/R4が2011年6月9日である。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)