富士通マーケティングは、SaaS型業務アプリケーションソフト「GLOVIA smart きらら」のラインナップとして「GLOVIA smart きらら 人事給与」を追加し、2011年6月1日より販売を開始する。
90年代のERPブームから現在のSaaS/クラウド型アプリケーションの中で、最も導入の敷居が低く、完成されたノウハウを取り入れることができる分野は、人事給与部門である。
会社独自の給与事務処理の伝統は時として非効率的であり、クラウド型サービス自体が持っているノウハウに自社業務を合わせることで、生産性の向上が期待できる。
新商品「GLOVIA smart きらら 人事給与」は、給与業務に必要な「給与計算」「賞与計算」「社会保険」「年末調整」「遡及計算」の機能と、人事情報を管理する機能を標準機能にて提供する。
また簡単でシンプルな画面・操作性で、用途に応じた最適な入力形式が用意されているので、使いやすく、短期間で利用を開始することができる。
給与明細書と同じ見た目でそのまま入力・計算ができるため、分かりやすく、ミスも軽減でき、支給控除項目や計算式が設定済みなので、自社の給与規定を簡単に登録できる。
勤怠や手当・控除といった情報をCSV形式ファイルで一括入力できるため、作業を効率化できる。
社員数が多い企業の場合、各セクションの庶務事務担当者にExcelなどでデータを作らせた後、回収してCSV入力するといった応用も可能だ。
法改正・制度改正にも速やかに対応し、システムの変更が自動で行われるため、ユーザ側での作業負担はない。
これは特に年末調整の控除計算や社会保険料計算の改訂に気を取られることなく入力に専念できるということである。
また、経営者向け資料出力機能として自由に体系を組み替えた組織図を使って、人件費や勤務時間を、エリア別、事業部別などの切り口で簡単に集計できる。
さらに就業管理システムや他のクラウドサービスと連携することで、さらに業務を効率化できる。
「GLOVIA smart きらら 人事給与(SaaS)」の価格は、基本サービス(1ユーザID)で月額9,800円(税込 10,290円)からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)