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オリンパスイメージング フルハイビジョン動画撮影が可能なリニアPCMレコーダー「Linear PCM Recorder LS-20M」を発売

オリンパスイメージングは、バンドのライブ録音などに加えてフルハイビジョンでの録画が可能なリニアPCMレコーダー「Linear PCM Recorder LS-20M」を発売する。
ライブハウスなどでの大音量を高音質で録音しながら、ライブ映像そのものも録画でき、YouTubeなどへのアップロードが可能となる。

サンプリング周波数96KHz、量子化ビットレート24bitのリニアPCMに対応し、楽器の練習やバンドの生演奏などを、音楽CDを凌駕する高音質で録音することが可能だ。

録音レベルの設定もオートとマニュアルの選択が可能である。マニュアルは録音シーンに合わせて30段階のレベル調整が可能だ。

リミッター機能も搭載しており、突発的な大音量があった場合でも、音の歪みを抑えて最適な録音を楽しむことができる。

またフルハイビジョン動画撮影機能により、高音質はそのままに動画の撮影が行える。

これまでライブ録画といえば、サウンドボード連動でもない限りは、ムービーカメラの決して上質とは言えない音質でしか捉えられなかったが、本製品では高音質を保ったまま録画することができる。

パソコンに接続して、動画サイトへアップロードしたり、Ustreamなどへリアルタイムネット配信も可能となる。

気になるカメラの性能だが、離れた場所からでも被写体を捉えることができるデジタル4倍ズーム機能付きオートフォーカスレンズを搭載している。

被写体が暗い場面や、高倍率撮影でもブレを抑える「手ぶれ補正」や「露出補正」機能を持ち、晴れ・曇り・蛍光灯などの光源によって色味を変える「ホワイトバランス」機能も持つ。

液晶モニターには2.0型大型カラー液晶モニターと高音質録音をサポートするサブモニターの2つを搭載。

大型液晶モニターとは別に独立してレベルメーターなどをサブモニターに表示することで、高音質録音を快適にサポートする。

ファイルの分割や部分消去は音声ファイルだけでなく動画ファイルにも対応しているので、パソコンを使わずに音声ファイル、動画ファイルの編集が可能である。

バンドのライブ映像を配信するのに、これまで音質面には目をつぶってきたユーザーも、満足の行くレコーダーであると言えよう。

発売日は2011年6月17日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)