富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、iPadを活用して紙の資料を不要とすることで、効率的な会議運営を実現するペーパーレス会議システム「Web コア Conference」を2011年5月19日より販売開始する。
会議資料の作成は、実務担当者にとって大きな負担となっており、会議開始直前で一部差し替えが生じたりして、全員総出で修正したり、資料配付原則禁止の会議では確実な資料回収確認も必要になる。
ペーパーレス会議が実現すれば、こうした手間は格段に減少する。
同社のペーパーレス会議システム「Web コア Conference」は、サーバに登録した会議資料を、無線LANを経由し、会議参加者が使用するApple社製タブレット端末iPadの画面に表示することで、ペーパーレス会議を実現する商品である。
紙で配布されていた資料を電子化することにより、印刷や製本など資料作成に関するコストの削減や配布などの準備期間の短縮を実現し、さらに機密情報を含む紙の資料の持ち出しや紛失による情報漏えいのリスクを排除することができる。
また、紙の使用量の削減や、印刷など会議準備に費やす電力使用量を低減できることから、環境対策にも貢献する。
「Web コア Conference」は、会議参加者がiPadに表示している資料のページを発表者の操作に合わせ同期したり、ポイントマーカーを表示して参加者相互でリアルタイムに着目点を共有することができるため、正確で素早い意思の疎通が可能となり、迅速な意思決定を強力に支援する。
また、資料に手書きメモや付箋を貼付することができ、ネットワーク内の指定したフォルダに保存し、会議終了後に各参加者が参照することもできる。
価格は、5ライセンスパックで997,500円(税込)からとなっており、サーバーライセンス1台分と各ライセンスパック数分のクライアントライセンスが含まれる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)