writer : techinsight

日立ソリューションズ ブラウザを使用してアクセスするUSBキー不要のクラウドサービス「SecureOnline 在宅勤務サービス」を販売

2011年夏の電力需給状況はまだ節電への取り組みが始まったばかりで、どういった事態が起きるかはっきりしない。
出勤が不能になったり、外出先で足止めを食うということも想定しなければならないだろう。
そんな時に、どこでも社内システムにアクセスできる在宅勤務サービスの導入が事業継続を支援する。
今般、日立ソリューションズは、在宅勤務向けクラウドサービス「SecureOnline 在宅勤務サービス」を販売する。

日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインアップのひとつである「SecureOnline」では、従来からUSBキー接続方式を採用した「SecureOnline在宅勤務サービス」を提供している。

この方式では、USBキーに格納されたOSが起動し、利用する接続元PCのハードディスクを使うことなく会社のパソコンなどにアクセスするため、コンピュータウイルスの感染や、電子データの社外への漏えいといった危険がほとんどない。

しかしながら、USBキーからOSが起動するという特性上、利用ユーザーにUSBキーを一人ずつ配布して管理しなければならないといった煩雑性や、USBキーを持参していない場合には利用できないといった制約があった。

今回、Webブラウザからアクセスする接続方式を追加することで、USBキーを使うことなく、利便性の高い「SecureOnline在宅勤務サービス」を提供できる。

また、決められたPCに限定する個体認証や、利用するPCのウイルスチェックなどのセキュリティ対策が完了しているかのチェックなど、ユーザーの利用環境に応じた認証方式を選択することも可能である。

移動途中に電車が止まり、途中駅で足止めを食った場合や、完全電車停止で出勤時間が2時間遅れるといったような事態でも、パソコンさえあれば社内システムにアクセスできる点が便利である。

価格体系(税込)は、月額固定料金:34,650円、月額変動料金は1,260円/月・人となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)