writer : techinsight

紀伊國屋書店、Android搭載スマートフォンとタブレット型多機能端末向け電子書籍の配信・販売を開始

紀伊國屋書店は、AndroidOS搭載スマートフォンおよびタブレット型多機能端末への電子書籍の配信・販売サービスを2011年5月20日から開始する。
同OS搭載のスマートフォンおよびタブレット向けのストア・アプリ「紀伊國屋書店Kinoppy(キノッピー)」をAndroidマーケットから無料で配布を始め、同時にこれらのデバイス向けに電子書籍の配信・販売をスタートする。

紀伊國屋書店では昨年12月に電子書籍の配信・販売サービス「紀伊國屋書店BookWebPlus」(以下BookWebPlus)を開始し、パソコン向けに約1,100タイトルの配信を行なってきている。

今回BookWebPlusからの配信対象デバイスをスマートフォンおよびタブレットへ拡大し、これに合わせて配信タイトルも順次拡大する。
サービス開始時点では約5,000タイトルの提供を予定している。

コンテンツは、講談社、光文社、角川書店、角川学芸出版、岩波書店、河出書房新社、扶桑社、ジョルダン、金の星社、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川マーケティング、中経出版、新人物往来社、集英社、小学館、学研HD、幻冬舎、PHP研究所、徳間書店をはじめとする多くの有力出版社となっている。

今回のAndroidOS搭載スマートフォンとタブレット向けの配信・販売サービス開始を記念し、紀伊國屋書店では2011年5月20日から29日まで東京・新宿本店で、6月3日から12日まで大阪・梅田本店で実機デモを中心としたスペース展示を行なう。

Androidマーケットから配布を開始するストア・アプリ「紀伊國屋書店Kinoppy」(以下Kinoppy)は、BookWebPlusでの書籍の検索・購入決済・ダウンロードを行う「ストア」、電子書籍を読む「ビューア」、購入した書籍を整理する「ライブラリ」の3つの機能を備えた統合アプリケーションである。

また、Kinoppyを使って紙書籍を検索・注文できるようになる。

従来から「紀伊國屋書店BookWeb」(以下BookWeb)を使っているユーザーは、自分のBookWeb会員IDでBookWebPlusサービスも利用することができる。

さらに、店舗、BookWeb、BookWebPlusのいずれの利用でも紀伊國屋ポイントが付与されるので、リアルかネットか、紙か電子かを問わず、紀伊國屋ポイントを使うことができる。

Android版Kinoppyの推奨環境は、スマートフォンではAndroid2.2以降、タブレットではAndroid3.0以降となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)