オネエキャラの芸能人がテレビ番組で一堂に会した時のことだ。昨年から売り出したミッツ・マングローブは芸歴は短いが強烈な個性でトークを繰り広げた。そんなミッツがベテランオネエIKKOのあるひと言には返す言葉もなかったのだ。
「ロンドンハーツ」は芸人やタレントのエピソードを暴露しながら評価していく企画が人気のテレビ番組である。5月10日の放送では2時間スペシャルの中で「格付けしあうオネエたち」を展開した。
ミッツ・マングローブや楽しんごといった人気絶頂のオネエタレントも出演し、オネエをタレントのジャンルに定着させたはるな愛、IKKOを含む10人が揃ったのだ。
メンバー中では芸歴も浅いミッツ・マングローブがそのドSキャラと毒舌で活躍したのが印象的だった。ミッツは特に大先輩のIKKOにライバル心むき出しで「絶対に負けたくない」と言うほどだったのだ。
はるな愛が楽しんごのエピソードを暴露したときにそれは起きた。はるな愛は楽しんごの自宅に遊びに行った時に、男の若いダンサーが寝ていたことを明かしたのだ。楽しんごの彼氏なのである。
楽しんごは彼の存在を認めて「翌朝、彼が『8万円貸してくれ』って言ってきた」と話すと「お金は渡さなかった」と悲しそうに明かした。それに対してミッツ・マングローブが「貸さないとダメよ!」と強気でアドバイスした。「私なんか1年間男の家賃払ったこともあるんだから」と、男とはお金で縁をつなぐのが必要だと言いたげだった。
すると、それまでにない強い口調でIKKOが否定したのだ。「男にはお金を出したらダメ!」と彼はミッツの主張に反論すると「プレゼントは渡してもお金は渡してはダメ。男がダメになるから」と言い切った。
IKKOのこれまでの経験に裏付けられたであろうその言葉には貫禄さえ漂った。ミッツ・マングローブも一切言葉を返せないほどの迫力があったのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)