フリーアナウンサー・羽鳥慎一が「徹子の部屋」（テレビ朝日）に出演し、妻との結婚秘話について明かした。

羽鳥が妻と出会ったのは1994年、日本テレビの入社試験の時であった。当時の応募人数が3千人～4千人、その中で最終面接に残った男性5人女性3人の中に羽鳥と妻はいたのだ。

そんな最終選考で残った8人で「試験を頑張ろう」と飲みに行った際、彼は運命の言葉を口にする。大量のアルコールを摂取した羽鳥は、当時の妻に向かい「君のししゃもにズームイン」とふくらはぎを指さして言ったのだ。本人は全く覚えていないのだが、そんな彼の面白い人柄に妻も惹かれたのだ。その後、運命の試験結果は羽鳥が合格し、妻は残念ながら不合格であった。だがその年は異例の女性アナの採用が無い年で、羽鳥を含め男性2人だけの採用であった。

その後妻はキャビンアテンダントの道を歩むことになり、2人は全く別々の道を進みながら交際を続ける。多忙な中、会う回数も限られ少なかったものの、羽鳥が入社2年目に無事ゴールイン。結婚生活15年の現在も何も問題無く、妻と娘と幸せな日々を過ごしているという。

また今年4月に日本テレビアナウンサーからフリーに転身した羽鳥慎一は、周囲の反対や後押しなど様々な声があったとも明かした。もちろん妻にも相談したのだが「あなたが辞めても世の中にメリットがあるのか」と冷静に答えられ、当初は反対された。だが最後は後押しをしてくれ、フリーになるまでの様々の苦労を妻は支えてくれたのだ。

男性アナウンサーの好感度1位になった羽鳥であるだけに、彼が退社することを止める人間も少なからずいただろう。そんな彼が迷いながらも歩こうとしている道を静かに後押ししてくれた妻の存在は、フリーになるための大きな原動力になったに違いない。

彼の人気は老若男女問わずとても高い。今までの堅苦しいアナウンサーという枠を超えた最大の魅力が彼にはある。フリーとしてまだ歩み出したばかりだが、彼の活躍の陰にはそんな頼もしい妻の存在があるからといっても過言ではない。
（TechinsightJapan編集部　うずらの珠子）