ロックバンドGLAYが計画する被災地復興支援イベントの皮切りに5月5日、大阪でチャリティライブを行った。

きっかけとなったのはTERUが震災後に独自で弾き語り配信した楽曲「Thank you for your love」だった。それを聴いたメンバーのJIROが呼びかけたことからチャリティ配信、そしてチャリティイベントが実現したのである。
JIROはさらに自身がパーソナリティを務める「BUGGY CRASH NIGHT」（FM802）の公開録音として「FM802×GLAY Presents『BUGGY CRASH NIGHT』」を提案、FM局も協力して開催が決定していた。

この日、会場の大阪城音楽堂には抽選で選ばれた3,000名が参加。公開録音とはいえ実質はGLAYのLIVEのノリで「この空は東北の空に繋がっています。僕らの声を被災地に届けましょう」というTERUの呼びかけでスタートした。
GLAYは震災後に被災地支援の形を模索していたが、多くの根強いファンを持つ彼らだけに影響力も大きい。知らないうちに強制する形になる恐れもあると迷っていた時期もあったのだ。
そんな彼らが一歩を踏み出せたのは「Thank you for your love」をTERUが配信したからといえるだろう。そうした意味で思い入れのある同曲をはじめラスト曲の「I’m in Love」など9曲が演奏されて会場は一体となった。
演奏された曲目は次の9曲だった。

1.シキナ、2.生きてく強さ、3.Thank you for your love、4.HELLO MY LIFE、5.HOWEVER、6.ピーク果てしなくソウル限りなく、7.BEAUTIFUL DREAMER、8.Chelsea、9.I’m in Love

この日の内容はJIROのFM番組「BUGGY CRASH NIGHT」（FM802）で5月21日（土）22:00～で紹介される予定だ。
「Thank you for your love」は同じく5月5日よりチャリティ配信が開始され、収益は全て日本赤十字社を通して義援金として寄付される。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）