エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「結婚はどうするの? 」。福山雅治が病床の児玉清さんと交わした会話内容を心痛の報告。

歌手の福山雅治が5月16日に亡くなった俳優の児玉清さんの入院中に面会して、2時間ほど言葉を交わしたことをラジオ番組で報告した。「楽しい時を過ごした」という彼は児玉さんと何を話したのか。

5月22日のラジオ番組「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」の最後に、彼は亡き児玉清さんとの思い出を話した。

少し前に病院で児玉さんと話す機会をもらえた彼は、最初に共演したドラマ『美女か野獣』(2003年)や昨年の大河ドラマ『龍馬伝』での思い出を語り合った。児玉さんは「結婚はどうするの?」と福山の心配もしてくれたという。
およそ2時間そんな時間を共にすることができ「楽しい時間を過ごさせていただけた」と言うと、福山はその時の様子を「状態は良かったので、きっと復帰して司会業などをまた見ることができると感じた」と思い出す。

彼は児玉清という俳優について「子どものような人だった。頑固でしかし常に自分に懐疑的で『どうやったらもっと良くできるか』と向上心を持ち続ける表現者だった」と語った。
福山はその児玉さんが亡くなった今も「体はあの世に行っても、表現者としての作品、魂はここにある」と言いながら「正直、まだ実感が無い。これから次第に襲ってくる悲しみと寄り添うことになるんだろう」と心境を話す。
彼は龍馬伝では父親役だった児玉清さんへ「今も、勝手に父親のように思っています」とも明かした。

番組のエンディングにはビートルズの楽曲「LET IT BE」が流された。「美女か野獣の打ち上げで、児玉さんが『この曲が好きだから歌ってくれないか』ってリクエストされた曲でお別れしたい」と福山雅治は曲にまつわる思い出を話した。
彼はその時、レパートリーに無かった同曲を練習して披露したという。児玉清さんを送るのにふさわしい「LET IT BE」とそのエピソードに、2人の運命のようなものさえ感じるのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)