映画『インセプション』や『NINE』で良く知られる仏女優マリオン・コティヤール（35）が、第一子となる男児を出産した。

コティヤールは03年の仏映画『世界でいちばん不運で幸せな私』で共演したフランス人俳優で、映画監督でもあるギヨーム・カネ（38）と07年から交際をはじめ、熱愛関係にあった。カネは06年、5年連れ添った元妻の女優ダイアン・クルーガー（34）と離婚していた。コティヤールは、昨年公開の恋人カネ監督の仏映画『Little White Lies』に出演し、仕事上でも恋人と「コラボ」していたが、今年1月になって彼の子供を身ごもっていることを発表していた。

赤ちゃんは19日夜にパリで生まれ、「母子ともに健康」で、コティヤールは「非常にハッピーだ」と関係者が『People』誌に明らかにした。男児の名前は「マルセル（Marcel）」と付けられたそうだ。

コティヤールは左手にダイヤモンドのソリティアリング（宝石が一粒ついた指輪）をしているところを目撃されていたが、「二人が結婚する予定については、何も計画は明らかになっていない。」とのことだ。

07年公開の映画『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』で、アカデミー賞主演女優賞を受賞、09年のミュージカル映画『NINE』では見事な歌声も披露したコティヤール。最近では、ウッディ・アレン監督作の映画『Midnight in Paris（原題）』に出演していたが、同映画が出品された今月11日からのカンヌ映画祭には、出産準備のため姿を見せていなかった。

彼女の次回出演作は、クリスチャン・ベール主演の『バットマン』シリーズ・3作目にして完結篇でもある『ザ・ダークナイト・ライジズ』（来年7月全米公開予定）で、彼女が出産から回復するのを待って、撮影に入るものと思われる。「アカデミー主演女優賞受賞者は、離婚率・恋人との破局率が高まる」というジンクスを破り、恋人といつまでも幸せに過ごしていただきたいものだ。おめでとうございます！
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）