ジェニファー・アニストン(42)が飼っていたウェルシュ・コーギーとテリアの混種犬「ノーマン」が、15歳の生涯を閉じたことが分かった。
犬好きのアニストンに悲痛な出来事が起きていた。「彼は私のベイビー・ボーイよ」と可愛がっていたオス犬のノーマンが、死んでしまったのだ。代理人が『People』誌に「ノーマンは数週間前に亡くなりました。老犬だったので、ただ天に召されるその時が来ただけです。」と明らかにした。
アニストンはノーマンをとても可愛がっていて、「ロケ撮影の時はいつも連れて行くの。」と語っていた。映画の撮影現場でも、よくアニストンがノーマンを連れて歩く姿が目撃されていた。2月初めには、親友の一人であるコメディエンヌ、チェルシー・ハンドラー(36)のトークショー『Chelsea Lately』に、ノーマンを連れて出演。愛犬を「ノーム」「ノーミー」と呼び、「おすわり」という彼女の言いつけを聞かない姿が、観客に大受けした。アニストンは「彼はもう15歳だから、私の言いつけなんてどうでもいいのよね。」と笑いをとっていた。
ハリウッドでも無類の犬好きとして知られるアニストン、08年の『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』という犬を題材にしたラブコメ映画に主演した際には「男性はやって来ては去って行くものだけど、犬との関係に代わるものはないわ。そして犬はそれほど長くは生きてくれないの。」と語っていた。「いつか別れを告げなければならない時がくる。それは悲しいけれど、犬は無条件な愛をくれる。それが好きなのよ。」とも。
先ごろ西海岸にはもう嫌気がさしたとばかりに、ビバリーヒルズの豪邸を売りに出し、東海岸はニューヨーク・ウエストビレッジにお引っ越し。17階建ての豪華アパートのペントハウスを495万ドル(約4億円)で購入したが、不動産購入の際に「ノーマンの巣トラスト(Norman’s Nest Trust)」という名義を作り、そのトラストから購入費用を出したことになっていた。つまり、名義上はまるで愛犬が家を買ったかのようにした、というわけだ。
新居のペントハウスのテラスには、時折ノーマンを抱えて姿を現したこともあった。アニストンが、「ノーマンに長く同居してほしい」と願いながら買ったと思われる物件だが、その願いは残念ながらかなわなかった。彼女はもう一匹、白いジャーマンシェパードの「ドリー」という犬を飼っており、しばらくはこちらが彼女の慰め役になりそうだ。ノーマンのご冥福をお祈り申し上げたい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)