イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】映画『ロード・トリップ』女優でモデルのミア・アンバー・デイヴィスが36歳の若さで急死。

2000年にヒットしたドリームワークス配給のコメディ映画『ロード・トリップ』などに出演した女優で、プラスサイズモデルとしても活躍していたミア・アンバー・デイヴィスが、36歳の若さで急死した。膝のルーチン手術を受けた後に、突然具合が悪くなったという。

『ロード・トリップ』では当時体重136Kgの豊満な肢体で、ガリガリのオタク青年の童貞を奪うベッドシーンが話題となったミア。その後はプラスサイズモデル業界の「スーパーモデル」として人気を博していた。しかし全く危険のないと思われた膝の手術を受けた後、最悪の事態が起きた。10日、突然彼女が急死したことを『プラス・モデル・マガジン』の公式フェイスブックページが伝えたのだ。ミアは同誌のモデルを務め、記事も執筆していた。

夫のマイケル・ヤードさんが芸能サイト『TMZ』に伝えたところでは、ミアは9日、ロサンゼルスの病院で大学時代のバスケットボールのケガに起因する膝の問題を矯正するための日帰り手術を受けたが、翌日の10日の朝は元気にしており、電話で普通に会話していたという。

しかしその後、ミアは突然息苦しさとめまいを訴えて倒れ、カイザー・パーマネンテ・西ロサンゼルスメディカルセンターに搬送された。信じられないことに、彼女はそこで息を引き取ったという。

健康に何ら問題のなかった若い女性の突然の死であるため、死因については検死が行われる予定だが、専門家の中には膝の手術が引き金になって「肺血栓塞栓症」が起きたのではないか、と分析する人もいる。肺血栓塞栓症は、エコノミークラス症候群とも言われ、下肢や上腕の静脈に血栓が生じ血流に乗って肺へ流れ、肺動脈が詰まって呼吸困難を起こすものだ。

サンタモニカUCLAメディカルセンターのデービッド・バロン医師は芸能サイト『E! News』に、比較的軽い施術である、関節鏡での膝手術のようなものを受けた場合でも、手術の後に患部が固定されて動かないでいれば、血栓が出来ることもあり得ると指摘する。

ミアの家族らは「彼女は全ての人種、ボディタイプ、サイズの人々のロールモデルでした。彼女は輝けるスターで、いつも夢に従って生きるよう人々を啓発していました。」と声明文を出した。実に痛ましい悲劇だが、心からご冥福をお祈り申し上げたい。
画像=http://www.youtube.com/watch?v=fRpaZcKe1GU
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)