リアーナが、初めてプロデュースした自身の香水「Reb’l Fleur」の広告が、中東のクウェートで問題になっている。衣装の胸元が開きすぎていると、フォトショップ加工されるはめになってしまった。
クウェートはGDPで見ると世界で5番目に豊かな国で、国民一人当たりの平均年収もアメリカドルで8万1千ドル(約650万円)であることは意外と知られていない。クウェートでのアメリカ製品の売れ行きは高く、それだけに製品の広告をクウェート人の価値観に合ったものにすることは、非常に大事なことだという。
だからこそ、アメリカで1月末に新発売されたリアーナの香水「Reb’l Fleur」(“反抗の花”の意味)の広告写真がクウェートに届いた時、「これは胸元が開きすぎている。デジタル加工せねば。」との決断が下されたのだろう。ピンクのサテンローブを着て、ピンクの花の匂いをかぐ赤毛のリアーナがフィーチャーされた上の写真が、元の広告である。何ら問題のあるものには見えないが、クウェート版では開いたローブの胸元がきっちりと閉じられ、谷間から下にかけての肌の露出が消えた。フォトショップ加工によることは明らかで、クウェート女性に受け入れられるように、というのがその理由のようだ。
先月29日にニューヨークのデパート「メイシーズ」でお披露目イベントを開いた時には、たった1日で6万ドル(約480万円)を売り上げたというこの「Reb’l Fleur」だが、リアーナはすでに香水第2弾に取り組んでいることをツイッターで明かした。「香水#2に取り組み始めたけれど、“Reb’l Fleur”の延長版ともいえるものよ。昨晩(出席したイベントで)サンプルを身につけてみたけど、出会ったファンの子達がみな欲しがってたわ。」
メイシーズでは「Reb’l Fleur」の売り上げが、香水のトップ10に入ったといい、早くも第2弾に取り組みたくなる理由もうなずける。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)