人気ドラマ『デスパレートな妻たち』で、セクシーなデス妻“イーディ”を演じている女優ニコレット・シェリダン(47)が、同番組のクリエーターに暴行を受け、不当解雇されたとして訴訟を起こしていたが、訴訟はこのほど陪審裁判へと進むことになった。
ニコレットが『デスパレートな妻たち』のクリエーター、マーク・チェリー氏とのトラブルを巡って訴訟を起こしたのは1年前のこと。訴訟の内容は、ドラマの舞台ウィステリア通りで起こる数々の事件同様、ちょっと「きなくさい」もので、詳細はこうだ。
ニコレットは08年、「チェリー氏に、頬を叩かれ暴行を加えられた」とし、放送局側であるABCにこの件を伝えた。しかし、ABC側は彼女を擁護し助けることなく「厄介払い」するかのように、ニコレットを番組から不当に解雇したという。その後ニコレットの役柄“イーディ”は09年放送のシーズン5のラストで突然「死亡」し、彼女は番組から降板することになった。
ニコレットはその後2000万ドル(約16億円)の損害賠償を求め、チェリー氏とABCを相手取った訴訟を起こしたが、チェリー氏側は、「暴行」を否定し「口論をしただけ」としており、同番組の他のキャストらもチェリー氏への支持を表明した。劣勢になったニコレットはその後「暴行を受けた」との訴えの内容を和らげ、「頭をちょっと叩かれた」としたが、訴訟自体は継続中だった。
しかし事態は3日に新展開を迎えた。ロサンゼルス上級裁判所が、「この件は裁判で争われるべきことは明らかだ。」とし、来月8日から陪審裁判を開くことを決定したのだ。ニコレットは「私が公平に取り扱われることになって、とてもうれしい。」と裁判所の外で芸能リポーター達に語ったという。
実にドロドロ、ごたごたな「デス妻」達の人生が見ものな同番組であるが、バックステージでも見事な泥沼劇が繰り広げられていたようだ。裁判の行方に注目したい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)