身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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1日、台北市でメーデー・デモ行進が行われ、1万1千人を超える労働者が参加した。「反貧困」を掲げたデモ活動では、牛糞を投げる、高級マンション前に寝転がるなどの方法で労働者が不満を訴えた。看護師や医師などのホワイトカラーも初めて加わり、悪労働環境や労働者を貧困に陥らせた政府の政策を厳しく批判した。
「大きくなったら学費が高い。卒業しても仕事はない。就職しても過労死。私は大きくならなくてもいいですか?」これは、赤ちゃんを抱えて参加した女性の持つプラカードに書かれた言葉だ。今の社会を実にうまくまとめ上げている。
台北市内4か所に集まったデモ隊の中には、台北一の高級マンションとされる「帝寶」の前で寝転がる人たちが現れた。「一生かかっても、ここの一坪も買えない。1分横になるだけでもいい」という。このほか、与野党本部前では「有言不実行」などの文字が書かれた看板に牛糞をぶつけて不満を訴える姿もみられた。
これまでも長時間労働、低賃金という悪労働環境が蔓延していた台湾だが、今回初めてホワイトカラーが加わったことからも、その深刻さがうかがえる。ホワイトカラー初参加の背景には、最近頻繁に報道されている過労死があると考えられる。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)