ブイキューブは、会議資料をタブレット端末などで共有することで、会議の準備の手間や印刷コストなどのムダを削減し、さらにピーク電力や紙資源の節約などエコにも貢献できる、「V-CUBE ペーパーレス」の販売を開始する。
多くの会議では、印刷された紙の資料が会議に参加する個人ごとに配布される。
しかしながら、入念に準備した資料も直前の修正による印刷のやり直しが発生したり、資料が余ってしまったために廃棄しなくてはならないこともある。
このようにひとつの会議を開催するために、それに関わる事前事後の作業コスト、印刷資材コスト、プリンターの電力コストなど、多くのコストが発生している。
昨今の節電に対する課題も、ペーパーレス化をすることにより、日中にコピーマシンやプリンターを稼働させる電力を大幅に削減し、節電に貢献することが可能(タブレットは夜間に充電しておくことが可能)なほか、紙資源の使用も削減することができる。
また、併せて、印刷物にすることによる、資料の紛失や漏えいも、セキュリティ機能を有した「V-CUBE ペーパーレス」により防止することが可能になる。
「V-CUBE ペーパーレス」で共有している資料には、マウスや指の操作により、図形やラインなどの書き込みやマーキングができる。
特にタブレット端末では、より直感的な操作が可能となり、手元資料の拡大や縮小なども自由自在に行うことができる。また、会議中でも資料の修正が可能で、修正箇所はリアルタイムに参加者全員の端末に反映される。
iPad/iPad 2だけでなく、Android系タブレット、Windows、Macでも利用可能であり、Microsoft Office、PDF、画像ファイルなど、さまざまなデータで作成された資料共有が可能である。
最大50台の端末でペーパーレス会議が可能だ。(50台以上は別途相談となる)
シーンに合わせて、議長権限を利用可能にしたり、Web会議、電話会議、テレビ会議との連携機能を豊富に搭載している。
データはサーバーから端末に転送されるので、端末にデータは残らない。このメリットは大きい。
一般的なセキュリティが確保されているだけではなく、企業においてはしばしば「資料持ち帰り不可」「メモ取りも認めず」という会議が必要になることもある。
紙資料を配付しておいて、回収するのは手間もかかるし、不安も大きい。
資料を配付して差し支えない場合には、後日PDFなどで配布し、会議参加者はこれにメモを添えて復命すればよい。
資料作成担当者は、会議直前で資料一部差し替えが発生したときの対応が迅速に行える点も便利である。
費用は、初期費用が45,000円、月額利用料50,000円(同時接続数20台まで)となっており、追加機能に応じてオプション経費が加算される。
紙コスト、プリンター損耗経費、資料作成者の人件費の節減が図れ、エコにも貢献できるという点で、ある程度の会議開催数のある企業であれば、導入メリットは大いにありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)