ネットで有名になった彼女の元には、賞賛だけでなく脅迫状も舞い込んだ。YouTubeに投稿したPVで大きな話題を集めていたレベッカ・ブラックさんが、脅迫を受けていたことが分かった。すでに、カリフォルニアの警察では、警戒を払っているとしている。
ネットから音楽動画を消さないと、殺す―。このような内容の脅迫が、レベッカさんのもとに送られた。カリフォルニア警察が明らかにしたところによると、脅迫が届いたのは先月末。彼女のPV動画「Friday」が大きな注目を集め、話題になった直後のことだった。
脅迫が送られたのは、計2回。電話とメールを通じて送られた脅迫のうち、ひとつはレベッカさんのマネジメント会社、そしてもう一方は、プロダクションの会社に対してのものである。いずれも、彼女の動画をネットから消すことを要求していると警察側は明らかにした。
この大きな話題と脅迫を呼び込んだレベッカさんの曲「Friday」。先月、13歳になる彼女がYouTubeに投稿して以来、再生回数は1億1400万回を突破するなど一大センセーションとなっている。
しかし一方で、レベッカさんに対する酷評も絶えない。「彼女が有名だから嫌いだ」というストレートなものや、「摂食障害になれば、もっとキレイになれるよ」といったものなど、いちやく有名人になった彼女の成功を妬むユーザーからの辛辣なコメントも書き込まれている。
このようなユーザーの反応に対して、「辛辣なコメントにはショックを受けたわ。まるでネット上で苛められているみたい」とレベッカさんはその当惑した心境を語っている。
カリフォルニア警察では、レベッカさんに対する脅迫状の意図について「この脅迫をどの程度深刻に受け止めるべきかどうかについては、判断に迷う」としながらも、彼女の身辺に警戒を払っていることを明らかにした。
現在のところ、まだ誰が脅迫状を送ったのかは特定していないが、捜査を進めている警察側では、「脅迫主が、実際に殺す意図で送ったものであることが確実なら、起訴するつもりだ」として、犯人が刑事責任を問われる可能性を示唆している。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)