彼らも被災者を助けるために立ち上がった。女性ボーカルで知られるロックバンドのパラモアが、東日本大震災で被災した人々を支援するべく、ガレージ・セールを開始したことを明らかにした。このオークションを通じて得られた収益は全て、赤十字社を通し義援金として寄付される。
「以前使っていた衣装をオークションにかけて義援金を募ってるよ。みんなも日本が復興する支援を手伝ってくれてありがとう。日本のことを愛してるよ。」バンドのボーカルを担当しているヘイリー・ウィリアムスは、このようにTwitterへ投稿し、公式サイトでもファン達に被災地への支援を呼びかけた。
パラモアによるこの支援活動は、ネットオークションサイト「eBay」で先月の28日より開始された。彼らが「パラモア・ヤード・セール」と呼ぶガレージ・セールでは、パラモアのメンバーが使用していた衣装やアクセサリーをはじめギターなど合わせて60点あまりがオークションにかけられている。
「パラモア・ガレージ・セールでシャツやズボン、アクセサリー、ギターを売って得られたお金は、日本が災害から立ち直るために、赤十字社に送られるから、みんなも協力してね。」このようにバンドのメンバー達は呼びかけた。またこれだけでなく、彼らはファン達に向け、赤十字社へ直接寄付するようにも呼びかけている。
現在のところ、オークションにかけられた衣装や楽器には順調に入札が入っており、メンバーが着ていたシャツの中には、日本円にして数万円の値段がついているものもある。なお、このオークションは、今週の土曜日、11時から11時半ごろに終了する予定である。
「どのような形でもいいから日本に支援をしてほしい」と懸命にTwitter上で呼びかけるパラモアのメンバー達。彼らはこのオークションの後にも、来週には別のオークションを行う予定で、こちらは4月4日に開始されると見られている。
現在、レディー・ガガやサンドラ・ブロック、グウェン・ステファニーなど多数のセレブ達が日本への支援に名乗りを上げている。パラモアのファンの方も、ぜひ彼らの熱意に協力してみられてはいかがだろう。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)