お笑い芸人のなだぎ武の4月14日付のブログ「オノマトペア」で、ロックバンド「スピッツ」のライブに行った様子を報告している。

スピッツのボーカル・草野マサムネが先月下旬、東日本大震災の連日の報道などにより急性ストレス障害を発症し、4月3日～8日の予定していたツアーの一旦開催を見送ることを発表していた。

「自分が被災したわけでもないのに“やるべきこと”が出来ないのですから、何を言われても返す言葉もありません。」とのコメントに、ミュージシャンとしてツアーを中止したことへの草野の深い無念さが感じられる。スピッツのファンからは、繊細な感性の持ち主である草野の病状の悪化を心配する声も、多く聞かれた。

しかし幸いにも順調に病状は回復し、スピッツは4月13日のNHKホールでの公演から復帰を果たしたようだ。
最初に「ぶったおれちゃった」と触れただけで、後は普段どおりの“マサムネ氏の美声”でありスピッツらしいライブが凄く良かった―と、なだぎは絶賛している。

被災地以外に住んでいる人々の中にも、ストレスによる様々な症状に苦しんでいる方も多い。そのような症状を抱えている人の苦しみに寄り添いながら一緒にこの難局を乗り越えて行く。スピッツの復活は苦しんでいる方々の励みになるであろう。
（TechinsightJapan編集部　みやび）