SMAPの木村拓哉がラジオ番組で4月に開催した『Marching J』の募金活動について裏話を語った。Hey!Say!JUMPや近藤真彦とのエピソードなどジャニーズの結束が感じられる内容だ。
ジャニーズ事務所の災害支援プロジェクト『Marching J』が、4月1日から3日間代々木第一体育館で募金活動の為にイベントを行った。現役ジャニーズアイドルとしてはベテランでもあるSMAPメンバーがリーダーシップを発揮した。その様子を木村拓哉が4月22日のFM番組「WHAT’S UP SMAP!」で明かしたのだ。
最終日4月3日のことである。木村拓哉が「これだけジャニーズが集まっているんだから何かやれよ!」と後輩のHey!Say!JUMPに振ったのだ。Hey!Say!JUMPのメンバーもさすがは人気グループだ、怯むどころか「マジですか? 何分いいんですか?」と乗ってきてアカペラで見事なパフォーマンスを披露したのである。「それが本当にうまいんだ」と木村拓哉も彼らの能力と度胸に舌を巻いていた。
困ったのはその後のSMAPだ。「言い出しっぺが何かやらないわけにはいかない」と話は進んだが『俺たちにあいつらよりうまくやれるの?』と木村は少し不安を感じたという。結局「世界に一つだけの花」と「夜空ノムコウ」をアカペラで歌って事なきを得た。木村はその様子を思い返して「ギターくらい持って来るべきだった」と後悔していた。
大先輩の近藤真彦も会場に駆けつけ、木村のところにやって来ると「周辺からは一切苦情は出てない」と状況を伝えてくれた。
今回の募金活動で来場者は3日間の延べ人数で約39万人、最終日だけでも16万人を超えたと報告されている。これだけの人出があると周辺住民や施設から「かんべんしてくれよ」などの苦情も出ることが多い。会場でリーダー的な位置にいる木村拓哉にとって近藤真彦のこの報告は本当にありがたかった。
この日、次のスケジュールもありSMAPは途中ではずれなければならなかったのだ。近藤真彦はそれを聞くと「いいよ。俺が最後しめとくから」と木村拓哉に安心しろと言ってくれたのだ。
木村によると「しめとく」というのはステージでファンにあいさつをするだけではない。会場の関係者らにもお世話になった御礼を言って頭を下げて回ることまで含んでの「しめる」なのである。
彼は「素晴らしい先輩です。『こうなりたい』と思いましたね」と近藤真彦の配慮に感謝していた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)