先日新幹線内で窃盗被害に遭っていた芸人・狩野英孝が、無事に宮城へ出発することができた事を4月20日付の自身のブログ「狩野とアルいてく」で明かしている。

狩野は4月17日の日記で、自身のカバンが窃盗被害に遭った事を明かしている。

貴重品は全て盗まれてしまい、地元宮城県へボランティアに行く予定が難しくなったと嘆いていた。しかし彼は無事に宮城県へと向かうことができた。窃盗被害により車の免許などを失くした狩野だが、映画学校時代の同級生の車に乗せてもらうことができ、交通手段を無事確保。現金についてもサンドウィッチマンの伊達から借りてなんとか出発まで漕ぎ着けた。

狩野は被災地の子供達が元気になってくれるためにお菓子を袋詰めし、家にあった漫画本全てと、トランプ、ボードゲーム、ボールなどを持って今被災地に向かっていると言う。またネタを披露しようと白いスーツとギターも用意。窃盗でカバンが戻ってこなくても支えてくれる仲間たちがいることでなんとか希望が叶ったようだ。

また現金を貸したサンドウィッチマン・伊達の相方である富澤は、自身のブログ「名前だけでも覚えて帰ってください」で、4月20日「狩野英孝」という題名にて彼の状況を綴っている。以前に対談した時に「地元に行きたい」と話していた狩野が無事に宮城に出発できたが、伊達にお金を借りている狩野の姿を見て「相方に金を借りてまで向かっているので、見かけたら逆に励ましてあげて下さい…。アホだけどまっすぐな宮城の後輩、えいこーちゃんを応援したい。」と、辛口ながらも彼の熱意に心打たれている様子だ。

以前の対談でもサンドウィッチマンは狩野に対しとても辛口な突っ込みをしていたが、それは彼らなりの愛情表現なのかもしれない。まずは狩野が無事に被災地の宮城県に到着してくれる事を願いたい。また彼のネタと奇抜な自作の歌で多くの人たちを笑わせてくれる事を期待し、狩野を心から応援したい。彼の熱い思いが被災地の人々に届きますように。

（TechinsightJapan編集部　うずらの珠子）