お昼の人気番組「笑っていいとも!」の4月20日生放送中に見知らぬ男性が映りこみ、問い合わせ電話もかかる事態となった。
水曜日の「笑っていいとも!」で4月から始まった新コーナー『来週水曜日のいいとも!テレビ欄を考える!』で先週13日に山口智充が提案した「誰?ずっといるあの人誰?」が採用された。
この日20日の放送ではそれを実行して“ピンクのセーターを着た中年の男性”が番組の冒頭からテレフォンショッキングなど全てのコーナーとエンディングまでステージに無言で立っていたのである。
彼が目に入ってもタモリやレギュラー陣は彼はいないものとして相手にしてはいけない設定で、笑いをこらえるのが大変でやりにくそうだった。唯一テレフォンショッキングゲストの八嶋智人だけはガマンできずに何かと話しかけ、携帯ストラップを手にした時はついにハグしていた。
中年の男性はそうやってエンディングまで淡々と立ちながらもタモリらのトークに観覧者と同様にうなずいたり、拍手したりと短時間で憎めないキャラクターとなった。そんな彼に対してフジテレビの視聴者センターには「あの人はいったい誰だ?」との問いあわせも入ったほどだ。ただし16件と微妙な数ではあるが。
最後にはこの男性の正体が明かされて共演者らも驚いた。なんとレギュラーメンバー、ロッチ中岡創一の父親、中岡守さんだったのである。中岡創一と相方のコカドケンタロウの2人だけがオープニングでそれに気づいたのだ。「最初は顔が真っ赤になった」と中岡は父親と共演した感想を話していた。
そんな流れが中岡創一にチャンスを与えたのだろうか。今回の『テレビ欄を考える!』で次回は「中岡、赤ちゃん人形を背負う」に決定したのである。この企画が大方の予想だった「タモリと太田の新作コント」を上回る観客の支持を得たのだ。
中岡創一自身は「あかんて! まずいって!」と焦ったが父親は息子の活躍に目を細めていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)