エンタがビタミン

writer : maki

頼もしい若者の力。被災地で動く高校生ボランティア達。

震災後1か月が過ぎて避難生活を送る人々にも疲労が溜まっている状況だ。そんな被災地でボランティアをする高校生達が注目されている。

東日本大震災の被災者への義援金や支援物資には人々の「何か力になりたい」との思いが込められている。それはこれから復興へ向けて大きな力となるだろう。
そしてその被災地でも「何とかしたい」と動いている人々も多数いる。そんな中で頼もしいのが10代の若者達だ。
4月19日に放送されたラジオ「クロノス」(TOKYO FM)では、被災地でボランティア活動を続ける高校生にインタビューを行った。
福島市のあづま総合体育館避難所で活動する女子高生は搬入物資の仕分けや「何が必要か」を集約する受付窓口を手伝う。そして子供達と遊ぶことも彼女の大きな役割だ。
「人の役に立てる仕事を将来やりたい」と彼女はボランティアを通して将来のビジョンを語った。

岩手県宮古市の臨時災害ラジオ放送「みやこさいがいエフエム」でボランティア活動をする女子高生2人は、街の店舗を回って状況を調べている。どの店舗でどのようなものが手に入るかを知らせることで「いろいろな人の生活に役立てるとうれしい」と彼女達は話した。
2人は高校の放送部に所属しており、今年行われる大会に「災害FMの経験をテーマにしてチャレンジしたい」と意欲を見せた。彼女達もまた被災地から将来に向かって動いているのだ。
被災地の復興には様々な形で国民の力を必要とするが、現地での前に進もうとする力こそがその原動力となるのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)