「自分の気持ちがどこにあるのかわからない。」
そう悩み続けるアーティストがいた。元モーニング娘。の後藤真希である。4月24日放送の「ホンネ日和」(TBS系)に出演した後藤真希は、今自分自身が抱える悩みについて明かしている。
「ホンネ日和」では後藤真希とalan(アラン)が熊本県阿蘇市に旅に出た。
後藤が旅のパートナーにalanを選んだのは、似ている境遇を持つ彼女の話を聞きたかったからだと言う。そんな後藤は「今後自分がどうなるか」ということにかなり真剣に悩んでいる様子だ。何故歌を歌っているかということにすら疑問を感じているそうだ。
alanは「歌以外には興味はない。また家族を養い続けるため。」と言うのだが、後藤の場合、歌は好きだが「5年後も歌っているかはわからない」と言う。確かに夢が叶って歌手になれたが、活動していく上で、他に興味を持つものがあれば、芸能界を辞めてもいいとまで思っている。元々結婚願望が強い後藤は、今までも何度か結婚を考えた相手もいた。しかし仕事のこと、ファンのこと、タイミングなどを考えているうちに結婚を踏みきれないことがあった。今までは恋愛で相手が途切れたことがなく、そのことに対しても「恋愛の歌を恋愛をしていないのに歌ってもわけがわからない」と明かした。
そんな歌に対する想いも「誰かの為に歌う」と考えると、「たまに自分自身がしんどくなる」と後藤は言う。憧れの歌手の夢が叶ったことは嬉しいが、今は本当の自分の感情がどこにあるのかわからないと「自分自身の分岐点」に差し掛かっている様子だった。
モーニング娘。としてデビューした時、彼女はとにかく先輩が怖かったらしい。睨まれる度、また叱られると怯えていた。しかしそんな荒波を越え見事ソロとして活動をし、アイドルからアーティストとして脱皮しようとしている後藤。きっと今を超えることで、もっと羽ばたける可能性があるような気がする。
乗り越えるまで相当苦しいだろう。しかし明けない夜は来ない。そこで出会えた人、出来事を大切にしていくことできっと答えが見つかるに違いない。人は悩んだ分だけ強くなれる。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)