TVシリーズ『ビバリーヒルズ高校白書』のドナ役で人気を博した女優トリ・スペリング(37)。彼女が豊胸手術を繰り返し受けていることは言わずと知れた事実であるが、最近では二人目の子供を出産後、激やせした体に以前と変わらない大きな胸がかなり不釣り合いと不評だ。
青春ドラマの役柄のイメージが強いトリも、今やリーアム君(4)、ステラちゃん(2)という可愛い2児の母。現在は夫の俳優ディーン・マクダーモット(44)との私生活をさらけ出したリアリティTVシリーズ「Tori & Dean」や、3冊に及ぶ自伝本の執筆などでマルチに活躍中である。
しかし残念ながら彼女のことが話題になるのはいつも、「痩せ過ぎ」て「大きな胸が不釣り合い」といったことばかり。特に08年6月にステラちゃんを出産してからは、どんどん激やせし骨と皮のようになった姿に「拒食症では?」という噂が囁かれた。09年9月に撮影された左上の写真、紺色のドレスから出た二の腕はガリガリである。
その後彼女はこの噂を否定。実は、09年夏から秋にかけて豚インフルエンザにかかって胃の調子が悪くなり、病院で治療を受けていたために体重が減ったのだと説明した。09年11月の体重は約45kg(身長168cm)だとされていて、今後は52kgまで増やしたいとしていた。
実は彼女の私生活は、ここ数年波乱に満ちていた。04年にTVドラマの撮影現場で現夫ディーンと出会い、お互いにその時の配偶者と別れてすぐに結婚。06年には、大物TVプロデューサーだった父の死去にあたり遺産分割問題などで、もともと仲違いしていた母とさらに揉めた。近頃は夫との不仲説から離婚説すら出たがそれを打ち消し、新たに結婚の誓いをし直した。豚インフル以外にも、胃が痛くなるような問題ばかりだ。
しかし、体重が減ると否が応でも目立ってくるのが、彼女の不釣り合いなまでに大きな胸だ。清純派のお嬢様というイメージがあるからか、過去10年以上にわたって豊胸手術を否定して来た彼女だが、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストのナンバーワンにも選ばれた1冊目の自叙伝『sTORI Telling』出版に伴うメディアインタビューで08年、「豊胸手術してるわよ。ホラ、とうとう言っちゃった。」とついに認めている。
それによるとトリは20代の時に「ハリウッドの女性なら皆がしているような豊胸処置を2回」受けたとのこと。最初は胸に入れたシリコンバッグのサイズも体のサイズにマッチしていただろうに、その後30代に入り結婚、子育ての間に体重が激減。サイズが合わなくなってしまったのだろう。右の写真を良く見ると、胸の谷間の胸骨のところにたるんだ皮膚が食い込み、ものすごいくぼみが出来てしまっている。タブロイド紙などでは「トリの胸が沈んでゆく」などと不名誉な形で話題になっているのだ。
では、トリはどのような豊胸処置をすればよかったのだろう? そこで、Techinsight編集部女子にとって「美乳」といえばこの方、「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生その人にまたしても理想的なバストへの正しい道について伺ってみた。
-先生、自然なバストを手に入れる方法はありますか?
池田先生:「感触や動きが自然なバストが欲しいという方は、脂肪注入法を選んだほうが後悔しないでしょう。脂肪注入法の数少ないデメリットが、脂肪の定着率に個人差があり、事前に予測できないということですが、それでも当院で行っているような血小板注入療法など、定着率を高めるための施術がいくつか開発されてきましたので、以前ほどは懸念しなくてもよくなってきたと言えるのではないでしょうか。」
-では、よく聞くバッグを入れるという方法は、メリットはないのですか?
池田先生:「どうしてもすぐに何カップ大きくしたいという方はバッグ挿入法を選んだほうが確実ですね。将来加齢によって身体が衰えていっても胸はそのままピンと立っているとか、感触がペコペコと不自然とかというデメリットはあるにしても、それでも見た目のサイズを優先される方は、バッグ式が良いと思います。」
なるほど。各自の目的や希望によって、方式も違うということか。ということはやはり信頼できる医師を見つけて、納得いくまで方式も含めて相談するのが美乳への近道のようだ。池田先生、今回もありがとうございました!
※ 2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/?lpomax=002>)
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)