俳優ショーン・ペン(50)との、堂々年の差交際が話題になっている女優スカーレット・ヨハンソン(26)。このほど、妊娠中絶や女性の健康を巡るサービスを手がけるNGO、Planned Parenthood(米家族計画連盟)に対する米連邦政府の補助金削減の動きに反対するビデオメッセージを寄せ、「社会派スカヨハ」な一面を見せた。
米家族計画連盟は全米に支部があるNGOで、貧困などのため健康保険が受けられない人などを対象に、全米800箇所以上に設けられた拠点で、人工妊娠中絶やバースコントロールピルの処方、性病検査、がん検診や乳房スクリーニングなどを行っている。
予算案交渉を巡って民主・共和両党の間で揉め、政府機関の閉鎖寸前まで行った米議会。そこでは米家族計画連盟への連邦資金を使った補助の廃止についても議論され、補助金3億ドル(約250億円)の削減を制定する法案が、共和党多数派の議会下院で通過した。最終的な議論は、上院に持ち越しとなった。
米家族計画連盟ではこの補助金削減法案について「馬鹿げた脅し」と呼び、健康保険の適用を受けられない数百万人の米国女性達の健康が損なわれるとして、議会に撤回を呼びかけていた。
これにセレブ・パワーを貸したのが、女優スカーレット・ヨハンソンだ。8日、同連盟がユーチューブに投稿した1分間のビデオに出演し(写真)、メッセージを寄せたスカヨハ。連盟への連邦政府予算削減に反対する署名にサインするよう、呼びかけている。
「これは米国議会下院の一部のリーダー達による、破壊的なビジョンです」スカヨハはビデオの中で、こう呼びかけた。スカヨハは「女性が自身の運命のコントロールを自分で握れるようになるために同連盟のセンターが必要だ」と訴えている。連盟では、これまでに81万9千件を超える署名を集めたという。
ハイチ地震への支援活動などにも動き出したスカヨハ、「社会派」に転身を遂げつつあるのはやはり交際が噂されている、俳優ショーン・ペンの影響かもしれない。
画像=http://www.youtube.com/watch?v=2UfJtOv8DjM
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)