イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】俳優ニコラス・ケイジ、生え際“前進”の新ヘアが評判に。私生活の運気は“後退”か?

生え際が気になるハリウッド・スターといえば、必ず名前が挙がる俳優ニコラス・ケイジ(47)。今年に入って映画『Season of the Witch(原題)』、『Drive Angry(原題)』と相次ぎ主演作が全米公開され、いずれのプレミアでも妙に生え際が前進し毛量も増加、ふさふさして若々しくなった「ニューヘアスタイル(写真中央)」で登場した。興行成績は2本ともイマイチなものの、増毛の評判は上々だ。

出演映画を見ると「髪の毛増えた?」もしくは「今度は減った?」とストーリーよりもその生え際が気になってしまう、ちょっと気の毒なニコラス・ケイジ。デビュー時の豊かな毛髪から、ググッと頭頂部から後退していった生え際が、また、カツラや染毛で作品ごとに変わる奇抜な髪型が、気になって仕方ない人は多いはず。そんなアナタは決してひとりではない。近頃、グリーグの『山の魔王の宮殿にて』のドラマチックな旋律に乗せ、「ケイジの髪の毛の進化」と題して、彼の髪型の変遷を、2分半のビデオをYouTubeにアップした輩がいる。約37万ビューのヒットとなっているので、気になるアナタはここでチェックしてほしい。

「ヘアピースを着用」または「植毛している」とかねてからの噂だったケイジだが、今年に入って、新作映画『Season of the Witch(原題)』のプレミアでニューヨークに現れた彼(写真中央)は「おや?」と言われるほど生え際が前進、また髪の毛の量も増え、カラーもブルネット色で若々しく変身した。俳優ジョン・トラボルタが近頃、カツラなしの薄毛姿でいるところを激写されてしまったが、ケイジはヘアピースを「かぶる」よりも、生え際をじりじりと前進させていく植毛法を選んでいるようだ。

左上の写真、10年7月米サンディエゴでの「コミックコン」イベント登場時の生え際と比較すると現在の「前進」ぶりが良くわかる。右上、同年4月ディズニー映画『魔法使いの弟子』のプレミアの際は、金髪のもしゃもしゃの後ろ髪で登場し、「一体どうしたの?」という質問を浴びまくり。次作の役作りのためと説明していたが、「キタナい」と大不評だった。さかのぼって06年の「後退局面」にあった時の写真が右下のこれ。一方左下、映画『バーディ』での20歳代前半のケイジは、前髪ふさふさだ。これでは「彼の髪型のバラエティは、芸の幅より広い」「彼がヘアを着用しているのか、ヘアが彼を着ているのか」とまで評されても仕方ないであろう。

いっそのこと、育毛できれば髪型をころころ変えずに済むのに…と思ってしまう。育毛だったら不自然さもあまりなく、酷評されることも減るだろう。調べてみたところ、日本・アメリカ・ヨーロッパで「特許」を取得しているという育毛剤を見つけた。こちらは「薬用ポリピュア」といい、全く新しい発毛促進アプローチにより育毛するそうだ。なんでも頭皮は「畑」、髪を作る毛乳頭を「種」だとすると、特許成分である長鎖分割ポリリン酸により、発毛命令をダイレクトに毛乳頭に与えるそうだ。特許をもっている育毛剤、しかも日本はもとよりアメリカ、ヨーロッパでも特許取得…、これならケイジにもオススメしたいところだ。

ただしケイジは髪以外にも、私生活ではマネジメントが必要なことが山積だ。まずは600万ドル(約5億円)以上とされる巨額の税金未納、複数の不動産差し押さえ問題などを含む「金銭マネジメント問題」。また、昨年12月、ルーマニアのナイトクラブでの罵り合いの喧嘩騒ぎが、ビデオに撮られ流出するなどの「アンガー・マネジメント問題」。先月4日にも、マルディグラを祝うために出かけた米ニューオーリンズのレストランで、けんかを起こしたとする騒ぎがあり、ガラスが割れ警官が駆けつける事態となっている。

映画のクレジットはどんどん増えて行くのに、マネジメントしなければいけない問題も増えて行く。これではせっかく植毛で前進させたと思われる生え際が、また後退してしまうのも時間の問題かもしれない。日本通であるケイジだけには、チ*ー*ー・シーンとか、メ*・ギブソンといった札付きの問題児の域には達せず、がんばってほしいのだが…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)