イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】チャーリー・シーンのトークライブツアー、初演のデトロイトでは観客が大ブーイング。「チケット代返せ! 」

度重なるトラブルと奇行により、人気TV番組の主役をクビになった俳優チャーリー・シーン(45)が、再起をかけて全米トークライブのツアーに取り組んでいるが、その初演となったミシガン州デトロイトの公演は大ブーイング、「チケット代返せ」という声が出るほどの大失敗に終わった。

『My Violent Torpedo of Truth/Defeat is Not An Option Show』と名付けられたチャーリーのトークライブ。1か月をかけ北米20都市で22公演を行う予定が発表されたが、ライブの内容はベールに包まれていた。2日のデトロイト「フォックス・シアター(=写真)」が初演で、発売後十数分で売り切れたチケットを手にした5100人のファンで会場は満員だった。

しかし、ショーは悪夢のような大失敗に…。午後9時の開演当初は、チャーリーが「女神達」と呼ぶポルノ女優のガールフレンドの二人と共に舞台に登場。二人がレズビアンキスをしてみせた後、チャーリーがクビになったTV番組『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』の衣装のシャツを舞台上で燃やしてみせた。この辺りまでは会場は沸いていたようだ。

その後チャーリーは「Warlock States of Sheen」と書かれたホワイトハウス風エンブレムのついた演台で、偽大統領演説のようなものをぶちはじめると、その支離滅裂で意味をなさない内容に、聴衆はブーイング。

その後は、チャーリーが脚本、監督を担当したショートムービーが上映されるなどしたが、ブーイングの声があまりに大きくなり5分で上映は中止に。その後はラッパーのスヌープ・ドッグがチャーリーとコラボした『Winning』という曲が流されるなどしたが、スヌープ本人が現れるわけでもなく、会場内からは途中退出する人が続出した。

チャーリーはショーの途中で「おい、お前らのチケット代はもうもらってるんだぜ。」とあざける聴衆達に叫んだり、「ブーイングしてる隣の客に、ショーを台無しにしてるから黙れと伝えろ。」などと懇願してみたりしたが、その甲斐なく聴衆はつまらないショーの内容に怒り「チケット代を返せ!」などと叫ぶ人も。会場では、チャーリー登場からたったの1時間10分後の10時10分頃、場内の明かりを点灯し、公演を途中で強制終了する形となってしまった。

観客は外で待ち受けていたメディアの取材に「彼は自分自身をバカにしている」「彼は世界一の負け犬だ」「こんなにひどい公演とは思わなかった」と口々に不満をぶちまけた。それもそのはず、チケットは最低30ドル(約2500円)から最も高いもので575ドル(約4万8400円)もしたわけで怒るのも無理はない。

翌日のメディアの批評も、そろって「シーンの初公演は大失敗」とこき下ろしたが、残り21公演もある初演がこれでは、一体この先どうなることか。すでに次週のニューヨーク公演のチケットは、払い戻す人が続出、残ったチケットは値崩れが起きているとまで伝えられている。今後の公演で巻き返せるかどうかにかかっているが、果たしてその結果はいかに?

円内画像はブーイングを受けるシーン=http://www.youtube.com/watch?v=8aSfrJ4choo
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)