人気ポップシンガーのケイティ・ペリー(26)が特殊メイクでエイリアンに変身した新作ビデオ『E.T.』がリリースされ、ケイティがセクシーに宇宙を舞う映像が話題になっている。
今年に入り、ポップ界はちょっとしたエイリアンブーム。2月にはレディー・ガガ(25)が新曲『Born This Way』のビデオで“マザーモンスター”に扮して、エイリアンを生んでみせたが、その後ケイティ・ペリーもカニエ・ウェスト(33)とコラボした新シングル『E.T.』のミュージックビデオを「エイリアン・テーマ」で企画中と発表し、ツイッターに作成中のエイリアンメイクの写真を公開するなどして、ファンの間で期待感が高まっていた。
先月31日に満を持してリリースされたケイティのビデオは、ケイティが宇宙から地球に墜ちたエイリアンの恋人を探しにくるというストーリー。ガガのビデオとの違いは「ケイティは宇宙空間を飛ぶ(ガガは飛ばない)」「宇宙空間でスピンするカニエ登場(ガガはコラボなし)」「出産シーンはなし(当たり前だが…。)」「ケイティはダンスはしない(ガガは踊りまくる)」など沢山の違いがあるのだが、早くもネット上ではケイティのビデオが「ガガっぽい」「ガガの盗作じゃないか」「似ている」などの論議が持ち上がっている。その一方でケイティのファン達は、ビデオのエイリアンメイクを真似た写真をツイッターや公式フェイスブック上に投稿するなどして、早くも盛り上がっている。ツイッターではハッシュタグ#ETMakeUp、#KatyET が設けられた。
著名女性監督のフローリア・シジスモンディ氏のもとで、コスチュームデザイナーとしてビデオの制作に参加したキャロル・ビードル氏はMTVのインタビューに答え、「ケイティを奇妙で非現実でかつファッショナブルに変身させたかった」ため「クラゲとアメーバをイメージ」してスタイリングした、とビデオのコンセプトについて語った。ケイティのメイクは一回につき5~6時間かかったそうだ。ケイティはこのビードル氏のデザインした2着のドレスの他に、オランダのファッションブランド、ヴィクター&ロルフが11年の春コレクションで発表した、真っ白い“宇宙の花嫁”風ドレスを来て宇宙を舞っている。
いつもの陽気で元気なカリフォルニア的テーマでない、ミステリアスなエイリアンのケイティ。ちなみにシングル『E.T.』は発売後間もなくビルボード1位にチャートイン。これでアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』から、4曲がチャートナンバーワンをつけたことになり、7年前のアッシャー以来の同記録を達成したという。ビデオはユーチューブでも公開されているので、気になる方は下のリンクでご覧あれ。
画像=http://www.youtube.com/watch?v=t5Sd5c4o9UM&feature=player_embedded
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)