赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
Rank.1
南アフリカから日本の被災地に向けて派遣されたレスキュー南アフリカチーム。ハイチの地震の際に得た救助活動経験を生かそうと思ったが、全く違っていると驚いているそうだ。
3月16日に南アフリカを発ち日本へ救助活動をしにやってきた、50名の『レスキュー南アフリカ』チーム。仙台空港近辺の名取という場所の田んぼ一帯を活動場所として被災者の捜索を行っている。二人乗りの赤いゴムボートで移動し、漂積物や水底から現在までに3体の遺体を発見している。
救助隊は「すごく寒いし危険な中での救助で疲労が大きいが、毎晩クッキング・コンペティションをして士気を高めている」のだとか。
また、ハイチでの救助活動との大きな違いを感じている救助隊員もいる。「ハイチでは地震後の建物倒壊の中で救援活動をしていたが、日本は違う。家が木製のものが多いのでバラバラになっており、さらに津波で押し流されている。発見された遺体も押し流された木材などで動けなくなった状態だった」とのこと。一緒に派遣された医療チームは救助隊の健康管理も行っている。「冷たい水の中へ潜りこんでの救助活動が心配」だと述べている。
環境の全く違う場所での救助は、被災者だけでなく救助隊も少なからずストレスを感じているはず。助け合いという気持ちを忘れることなく誇りを持って救助に望んでもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)