writer : techinsight

iTunesライブラリ内の楽曲・iTunes Storeで販売中の楽曲をすべて1画面で表示して「好きになれる曲」が探せる『Music Galaxy』

イクシコムは、ユーザがiTunesライブラリ内に所有する楽曲と、iTunes Storeで販売されている楽曲を「楽曲マップ」に1画面表示することで、聴きたい楽曲が簡単に探せる、もしくは買える、音楽“見える化”アプリ『Music Galaxy』(ベータ版)を無料リリースした。

PCオーディオは、自分が記憶している「好きな音楽」を聴くだけではなく、自分のコレクションをもとに「自分はどんな音楽が好きなのか」をレコメンドしてもらえることが利点である。

Amazonでは多くのカスタマーの購入履歴の集合知をもとにレコメンドを表示するが、『Music Galaxy』の場合は、音響データの解析結果を2次元にプロットすることで、自分の好きになれそうな音楽、好みの音楽傾向をサジェストしてくれる点が斬新である。

同社では「音楽検索エンジン」の解析技術を発展させ、楽曲の特徴を絶対的な2次元の座標として算出することが可能となり、大量の楽曲を1画面に表示し、また複数の楽曲同士の類似度を可視化することが可能となった。

こうした技術を活かし、同社では平成22年度京都府中小企業研究開発等応援補助金の採択を受けることで、聴きたい楽曲が簡単に探せる、もしくは買える音楽“見える化”アプリ『Music Galaxy』(ベータ版)を開発した。

本アプリでは、ユーザがiTunesライブラリ内に所有する楽曲ファイルの音響信号を自動的に解析し、楽曲の特徴を2次元座標で表現する「楽曲マップ」を作成する。

「楽曲マップ」では1楽曲を1つの点として、その楽曲の特徴・雰囲気を表す位置にプロットする。

数千~数万の大量の楽曲を1画面で表示し、似ている楽曲同士は近くにプロットされるので、聴きたい楽曲を直観的に見つけることが可能である。

さらに、ユーザが所有する楽曲と一緒にiTunes Storeで販売されている楽曲も「楽曲マップ」に表示させることが可能なため、アーティスト名・曲名を知らない楽曲でも雰囲気で探して購入することができる。

iTunesライブラリ内に所有する楽曲数が多すぎて目的の楽曲を見つけにくかったり、iTunes Storeで販売されている大量の楽曲の中からアーティスト名・曲名を知らないと好みの楽曲を見つけて購入することができなかったりといった、近年増えているユーザの悩みを解消することが可能である。

コレクションから「発見」へというシフトが実現する画期的なツールである。

動作プラットフォームはWindowsのみで、iTunesのプラグインとして動作するので、iTunesインストールが必須である。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)