富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、2011年3月10日よりオンラインマーケティングに活用可能な機能を組み込んだCMS(Contents Management System)製品「Sitecore CMS」の販売を開始した。
近年、閲覧者の要求にあわせて表示内容を変化させることのできる動的コンテンツを利用したWebサイトが増加しており、また、閲覧者から得る情報をマーケティングに活用できるWebサイトに対する期待が高まっている。
「Sitecore CMS」は、Microsoft Office製品と同様のインターフェース(編集・設定画面)のため専門スキルを必要とせず、Wordなどのソフトと同じ使用感覚で容易にWebサイトの更新や管理を行うことができるCMS製品である。
また、Webアクセスログ解析やSEO(Search Engine Optimization)対策をはじめ、利用者の適性にあわせて自動でコンテンツ表示を変えるパーソナライゼーション、LPO(Landing Page Optimization)などオンラインマーケティングに活用できる機能も組み込まれているため、それらの機能を活用し常にWebサイトを最適化することで、Webサイトのビジネス効果を向上させることができる。
一元化されたソフトウェアとして、システム全体の運用費を低減。オンラインマーケティングに活用できる機能を組み込んだCMS製品のため、Webサイトとオンラインマーケティングを一システムで管理することができ、システムの運用費と管理者の負担を軽減することができる。
「Microsoft .NET Framework」に準拠しているためMicrosoft製品との親和性が高く、Microsoft製品の新しい機能を大きなシステム変更をすることなく取り込むことができる。既にWindows Azureにも対応しており、PaaS上での利用が可能である。
さまざまに提供されているCMSには、独特の操作のクセがあって、習熟までには一定の修練を必要とするが、一般ユーザーが慣れ親しんでいるMicrosoft製品との親和性の高さにより、極めて容易に運用が可能となる。
パッケージ価格は1,407,000円(税込み)からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)