ソニーは、PC春モデル3機種を発表した。
フルHDで高品位な3Dを楽しめる16型ワイド液晶搭載のノートPC「Fシリーズ」と、高い基本性能と、集光材を用いたビビッドな色を含む5色のカラーバリエーションを揃えたノートPC「Cシリーズ」そして「スグつくTV」搭載など、エンターテインメント機能の充実したボードPC「Lシリーズ」となる。
「Fシリーズ」では、フルHDの3D表示を実現するため、「フレームシーケンシャル表示方式」で右目用・左目用の映像を交互に表示。
視聴する映像に対応して右・左のレンズを交互に開閉する付属のアクティブシャッターメガネを用いて視聴する。
独自の4倍速技術とバックライト制御技術を組み合わせることで、右目用・左目用の映像が画面上で混在する“クロストーク”を大幅に低減している。
左右の映像の切り替えの間に黒画像を挿入することで残像を防ぎ、また、画面上に右目用あるいは左目用の映像が正しく表示されているコマのみバックライトを点灯することで、極限までクロストークを抑え、クリアな3D映像を実現している。
「Cシリーズ」では、ホワイト、ブラック、ピンク、グリーン、オレンジという5色のカラーバリエーションが用意され、天板とパームレストの部分に透明感を表現したデザインを採用。
最新のCPU インテルCore i5-2410Mプロセッサーとグラフィックアクセラレーター「AMD Radeon HD6470M」およびブルーレイディスクドライブを搭載し、ハイビジョンの動画視聴も快適に行える。
3つのUSB2.0の端子に加え、USB3.0の端子も搭載し、対応したストレージであれば、一眼レフカメラの高解像度画像やHDビデオ映像など、大きなファイルも高速で転送できる。
「Lシリーズ」では、OSを起動せずにテレビを視聴できる「スグつくTV」を搭載し、電源オフの状態から約5秒で地デジの視聴が可能だ。
地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルに対応したダブルチューナー、およびブルーレイディスクドライブを搭載し、PC・テレビ・ブルーレイレコーダーの1台3役をこなす。
各種入力端子を豊富に装備し、大画面を活用してさまざまなコンテンツを楽しむことができる。
本体背面にはビデオカメラやゲームなどを接続してモニター代わりに楽しめるHDMI入力端子とアナログ映像音声入力端子や、デュアルモニターとして映像や音声を出力できるHDMI出力端子を備えている。
プロセッサーには最新のクアッドコアCPU インテルCore i7-2630QMプロセッサー、グラフィックアクセラレーター「NVIDIA GeForce 315M GPU」を搭載し、ビデオ編集やゲームも快適に楽しむことができる。
各モデルそれぞれメモリーは標準で4GBを搭載。
市場推定価格は、「Fシリーズ」が約250,000円、「Cシリーズ」が約160,000円、「Lシリーズ」が約190,000円~220,000円となっている。
発売予定日は、「Fシリーズ」と「Lシリーズ」が2011年3月19日から、「Cシリーズ」が2011年4月9日からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)