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富士通四国システムズ 再起動で環境を復元するPC運用クライアント「瞬快 Ver.10」を発売

インターネットカフェや図書館などに備え付けのパソコンは、不特定多数のユーザが使うため、アプリケーションのインストールや削除などにより環境を変更されては支障が生ずる。また、外部から持ち込まれたストレージからウイルスが感染する危険もある。
こうした場合に、再起動するだけで元の環境を復元、常に所定の環境を維持することができるソフトが富士通四国システムズの「瞬快 Ver.10」である。

最新バージョンではWindows 7の64bit版への対応をはじめ、複数の拠点をまたぐ大規模ネットワークに対応することで多台数パソコンの一元管理を実現した。

主な機能としては、「瞬間復元機能」「資源配付機能」「ディスクイメージ配信機能」「リモート画面操作機能」「利用情報収集機能」「ハードディスクの一斉消去機能」がある。

「瞬快」は、このような機能と特長を活かし、教室内実習パソコン、教職員パソコン、電子カルテ用端末、公民館/図書館のオープン端末、オフィスの共用パソコン、インターネットカフェパソコン、ホテルの貸出しパソコンなど、あらゆる分野で活用されている。

さらに、ユーザからの要望に応えて、「復元対象外設定の簡単設定」の追加(例:IEのブックマーク、IMEの辞書など)やリモート画面操作時の「レイアウト表示」と「ログインユーザ名称表示」の追加が行われている。

また、利用情報収集機能にインストールされているソフトウェアの「ライセンス数集計機能」やパソコンの所在と利用者を把握する「棚卸し機能」も搭載した。

出荷開始は、2011年3月1日。販売価格は9,500円(税別)からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)