イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】KE$HA来日公演を延期。「私のショーの内容、今の日本には不適切」と自粛。

ポップ歌手のKE$HA(24)が、東北関東大震災を受け日本公演ツアーを延期した。「私の公演内容は、今の日本の状況を考えると適切な内容ではない。」と自粛したものだ。

KE$HAことケシャ・ローズ・セバートは、今月22日から26日まで名古屋、大阪、東京の3都市で4ステージを予定していた「Get Sleazy Tour」の日本公演を延期した。東北関東大震災による影響と、被災者の心情を考慮した上での決断だという。

KE$HAは22日、自身のウェブサイトにこんなメッセージを書いた。「私の心は、大災害で困難な状況にある日本と共にあります。今この状況下の日本で、私の公演を行うのは適切なタイミングではないと思いました。私のショーの内容やスピリッツは、熱狂的で、騒々しくて、そしてワイルドなものだからです。」

確かに彼女のステージは、ワイルドかつ風変わりなパンクスタイルがウリ。写真のようなビキニスタイルの小さなボトムスに、トレードマークの破けた網タイツにしか身につけず、舞台上で歌い踊りまくるため、良く見ると足はぶつけた青あざで一杯だ。

KE$HAのメッセージはこう続く。「皆さんが、また一緒に踊って騒ぐ準備が出来たその時に、私のパーティを日本で開く予定よ。それまでは被災者の救済など助けになることを何でもやるし、世界中のファンにも私と同じことをするようお願いするつもりです。」

確かに今の日本でツアーを開催していたら、彼女のステージが「不謹慎」ととる人もいたかもしれない。でもこういう時だからこそ、震災直後の11日に来日しパワフルな歌で観客を癒したシンディ・ローパーや、バックダンサーなしでも来日し会場で募金活動を呼びかけたNe-Yoなど外国人タレントのうれしい心づかいが、沁みるのだ。東京での夜遊びを楽しみにしていたというKE$HAにも、ぜひ予定通り来日して暴れ、ワイルドに日本を盛り上げてほしかったのだが…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)