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writer : techinsight

【Pray for Japan , from the world】ハリウッドの日本義援金チャリティ活発化 その4『ヒア アフター』上映中止のワーナーとイーストウッド監督が寄付、ディズニーも。

インド洋津波を描いた内容が現在の日本の状況では不適切であるとして、国内で上映中止になった米映画『ヒア アフター』。その監督のクリント・イーストウッド氏(80)とワーナー・ブラザーズが、同映画の米国内でのソフト売り上げの一部を、日本の東北関東大震災のために寄付することを発表した。またウォルト・ディズニー社も日本への寄付を表明した。

映画『ヒア アフター』は、インド洋津波にのまれ臨死体験をしたものの生き残ったジャーナリストの女性と、俳優マット・デイモン扮する霊能者の出会いなどを通し、死者との交信を通じて人生を力強く生きて行こうとする人間達を描く作品。冒頭にインド洋津波のシーンが出てくるため、「不適切」だとしてワーナー・ブラザーズでは日本国内の公開を取りやめた。映画は先月19日から公開されていた。

公開取りやめの発表からわずか1日後、ワーナーとイーストウッド監督は、同映画のDVDやブルーレイディスクなどの売り上げの一部を、東北関東大震災支援のため、日本赤十字社に寄付することを発表。何%が寄付に回されるのかは明らかにされていないが、米ロサンゼルス・タイムズ紙によると100万ドル(約8000万円)以上と、かなりの高額寄付になる見込み。映画のソフトは米国で今月15日から発売になっている。

クリント・イーストウッド監督は声明文で「地震の惨状、日本が失ったものはとうてい理解できる以上のもので、収益を寄付することで、日本の皆さんを支援するというワーナーの取り組みに喜んで参加する。」とコメントした。

映画制作会社の中では、他にもあのウォルト・ディズニー社から250万ドル、加えて同社の従業員から集めた寄付金を合わせて100万ドルあまり、合計すると約350万ドル(約2億8300万円)を日本赤十字社に寄付する、という発表があった。ディズニーのロバート・アイガーCEOは「日本という偉大な国が復興に向けて長い道を歩み始めるにあたって、私たちは継続的支援と励ましの心を送る。」とコメントした。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)