“ハリポタ”シリーズのハーマイオニー役で知られる女優エマ・ワトソン(20)が、女優業などに専念するために、在学中の米名門ブラウン大学を一時休学することを発表した。
“ハリポタのエマちゃん”を卒業すると同時に、髪の毛をバッサリとベリーショートにしちゃったエマ。昨年秋頃には女優業続行の意欲はなしとも伝えられ、その後勉学にいそしんでいると思いきや、突然2年生の半ばでの休学宣言である。7日、公式ウェブサイトでファンに次のような理由を説明した。「ご存知のように私はブラウン大学が好きだし、勉学も何よりも好き。でも最近、女優業と学生業をジャグリングするのが、ちょっと不可能になって来たの。」
ハリポタシリーズのフィナーレとなる映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 パート2』は、7月15日に公開予定。すでに撮影は終わりポストプロダクションに入っているが、プロモーションツアーなどをしっかりこなしたいというのが休学の理由の一つ。またハリポタ以外の女優業の仕事や、ファッション・プロジェクトに集中する時間も欲しいという。
ハリポタ以外の女優業として、エマはミシェル・ウィリアムズがマリリン・モンロー役を演じる『My Week With Marilyn(原題)』に出演、撮影を終えたばかり。またこの夏には、スティーヴン・チョボウスキーのベストセラー小説『ウォールフラワー』の映画化作品に出演することが、正式に決定した。これはハリポタ後の初の大作出演となり、彼女も張りきっているようだ。
一方、イタリアのデザイナー、アルバータ・フェレッティと“デザイナー”のエマがコラボしたコレクション、「ピュア・スレッズ」が今月21日から発売される。こちらは彼女がサポートしているフェアトレードのニット・コレクション「People Tree」と同様、「エコ・フレンドリー」で社会的意義のあるファッション・プロジェクトだ。
エマは09年に、米東部ロードアイランド州の名門私立大学、ブラウン大学に入学。以後アメリカン・キャンパスライフをエンジョイして来た。ブラウン大を選んだのは、米国のリベラルアーツ系大学の名門であることで、英国の大学のように一つの学科を集中して学ぶのではなく、バラエティに富んだ内容を勉強できるからという理由だった。
エマは「学位取得を目指して、勉強は必ず続けます。思っていたより1セメスターか2セメスター分長く、お仕事のための休みが必要だっただけ。」と語り、休学するだけで必ず大学には戻りたいとしている。女優、デザイナー、そして名門大学の学生と、2足も3足もわらじを履くエマちゃんの今後に期待したい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)