身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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バンコクの郊外に住むスパトラ・サスファン(Supatra Sasuphan)ちゃん(11歳)は、世界的に珍しい病気で手や足、顔、背中に過度に毛が生えている。そんな彼女が、この度「世界一毛深い少女」としてギネス記録を達成した。
幼いころからメディアに取り上げられ、学校では「サル」や「狼少女」といじめられたこともあるが、持ち前の明るさで克服し、今では人気者になっているというスパトラちゃん。ギネス記録を達成したことに対しては「たくさんの人が努力してやっとできることを、私は質問に答えるだけでよかった」と素直に喜んだ。
スパトラちゃんの病気はアムブラス症候群というもので、全身が毛で覆われた様子から「狼ヒト症候群」とも呼ばれる。世界で40~50例が報告されているだけの珍しい病気で、現在その治療法は確立されていない。年齢が増すほどに長く、濃くなり、レーザー脱毛も効果はなく、皮膚が腫れてしまうという。
この病気は、毛が多いこと以外になんら変わりはなく、スパトラちゃんは友達と一緒に泳いだり、踊ったりしながら元気に遊んでいる。「自分の病気にも周りの反応にももう慣れたから平気。でも時々毛がジャマで前が見えにくい」と話すスパトラちゃん。将来は数学教師か医者になりたいと語った。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)