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writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「両親は早口」戦場カメラマン・渡部陽一が生放送でよみきかせに挑戦!

戦場カメラマン・渡部陽一といえば、スローテンポの話し方でおなじみだ。カメラマンという本職以外にも多方面にわたって活躍しているのもご存知の通り。そんな彼の「よみきかせライブ」が2月22日、TOKYO FMホールで開催された。そのあと、彼はラジオ番組に出演し、パーソナリティが時間内に終わるのか心配する中、なんと生放送でよみきかせを披露したのだ。そして子供の頃、両親によみきかせをしてもらった思い出なども語った。意外にも彼のスローな語り口は両親譲りではないようだ。

「渡部陽一の世界名作童話劇場よみきかせライブ」を終えた後、「シナプス」(TOKYO FM)に出演した渡部さん。このステージではいつものカメラジャケットではなく、蝶ネクタイをしてバッチリきめた。よみきかせは、自分で何度も練習したものの、ステージではまったく別物だったという。鬼の声にこわがる子供たちの表情を見て、自ら朗読の世界に入り込んだそうだ。ゆっくりと言葉をひとつひとつ丁寧に伝えるように話す渡部さんの朗読は、子供たちにも理解しやすく、その穏やかな語り口には安心するのではないだろうか。

実は、翌日の2月23日には「渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇」という絵本付きのCDがリリースされたのだ。この中には「桃太郎」「かぐや姫」など、渡部さんが好きな物語を自ら朗読したものが収められている。また、初回生産限定盤には自身の体験をもとに書いたというオリジナルストーリー「やりたいこと やってみよう」も収録されていて、これを番組で“生よみきかせ”をしたのだ。 普段がスローな話し方のため、生放送ということもあり、番組パーソナリティのやまだひさしが時間を心配する中、なんなく朗読を終えた渡部さん。「やりたいことがあればやってみよう、いきたいところがあればいってみよう」と続いていく渡部さんの優しく語られるメッセージに、やまだは「軽くうるっときた」そうだ。これには渡部さんがまだ戦場カメラマンとして駆け出しの頃、迷っていたときに決断した思いが込められているという。

そして渡部さんも子供の頃には両親からよみきかせをしてもらったそうだ。両親は物語の一部をアレンジして幼い渡部さんに聞かせてくれたという。やまだからの「ご両親もスローテンポなんですか」という質問には、「両親は早かったです。どちらかというと早口です」と答えたのだ。どうやら渡部さんのあの語り口はご両親譲りのものではないようだ。家族が早口だと、早口でないと会話に加われない気がするのだが、両親とはどのように会話していたのだろうか。

昨年第一子が生まれた渡部さん。きっと自身の子供にも、よみきかせをしてあげるのだろう。もうすぐ戦地に赴くというが、会えない間はこの朗読CDを子守唄にして、お子さんは眠るのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)