LAステープルズ・センターで13日、世界中の音楽ファン注目の祭典「第53回グラミー賞」が行われ、先ほど全ての賞について受賞者が決定した。「年間最優秀アルバム賞」部門を含む6部門にノミネートされていたレディ・ガガ。その結果は…。
早くもガガの新曲 “Born This Way” が話題となっているが、ホストのライアン・シークレストも紹介したように、このグラミーのステージが、実は初めてのパフォーマンスとなる。ダンサーらが担ぐ卵型のカプセルに入って会場入りするなど、ガガの気合はもう十分すぎるほどであった。
ステージにいよいよガガ入り卵が運び込まれ、イントロが流れると、そのカプセル上部の扉が後方にスライド。ガガはマイクを握りしめ、そこを飛び出した。さらにオーガンジーのロング・ジャケットを脱ぎ棄てると、その肩に人々はビックリ。“特殊メイク” によりダンサーもガガも肩がひどく尖っており、良く見ると、頬骨とこめかみのあたりにも突起が感じられる。
肝心の賞の結果だが、ガガは “Bad Romance” で「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞」と「最優秀ショートフォームミュージック・ビデオ賞」に、そして “The Fame Monster” で「最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞に輝いた。ビヨンセやケイティ・ペリー、ジャスティン・ビーバー、スーザン・ボイルらを押しのけて、である。
余談で恐縮だが、「最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞」に輝いたのは、ブルーノ・マーズの “Just The Way You Are” であったが、ジョン・メイヤー&テイラー・スウィフトの “Half Of My Heart” もホントに惜しかったと思う。
ちなみに、「年間最優秀レコード」を含む最多の5部門をかっさらったのは “Need You Now” が大ヒットした、男2女1というトリオのレディ・アンテベラム。
今年のグラミー・ノミニーズは、概してカントリー色を取り込んだような美しいハーモニーと、軽快なリズムであっても妙にリラックス感に満ちていたように思う。こうした心地よい音楽がミュージック・シーンの中心に再び戻ってきたことを、個人的には大変嬉しく感じている。
画像:YouTubeより。
※「最優秀ショートフォームMV賞」受賞により、勝手ながら3冠へと訂正させて頂きました。誠に申し訳ございませんでした。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)