エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】国会議員の報酬。ホントはどれくらい? 元衆議院議員、杉村太蔵氏の場合。

杉村太蔵氏は2005年に自民党から衆議院選挙に当選して2009年まで議員を務めた。小泉チルドレンの1人として注目を集めた彼がテレビ番組で当時得ていた報酬などを明かした。

昨年7月の参議院議員通常選挙では自民党を離党して、たちあがれ日本から出馬した杉村太蔵氏だったが残念ながら落選した。
彼はたちあがれ日本に所属しつつ最近はバラエティ番組に出演して国会に関して語ることが増えた。
2月26日に放送された「メレンゲの気持ち」に出演したその杉村太蔵氏がMCの久本雅美からいきなり「衆議院の給料はぶっちゃけいくらだったんですか?」と問われたのだ。
しばし応答に迷った杉村氏だったが「どうでしょう!」と意を決したかのように答えたのである。
彼は「手取りでだいたい、2000万くらいですね」と言うと「税引き後で」と補足。さらに「プラスアルファで文書通信交通滞在費が非課税で毎月100万円」と続けた。
これに関しては、総務省や選挙管理委員会に領収書を公開する必要が無いということだ。

共演者らからその経費は必要なのか「無くしたほうがいいのでは?」と問われた杉村氏は「無くしたほうがいいとは思わなかった」と答えた。
「実際に政治活動にはお金がかかる」と言うことだ。特に経費がかさむのが秘書を雇う人件費で、国会議員は公設秘書を3名までは国の負担でつけることができるが、それでは足りずに私設秘書を自己負担で雇うことになるのだ。

杉村氏が当選した際に驚いたのがこの公設秘書に関してだという。「当選速報が出た瞬間に公設秘書がつきますから!」と当時を思い出して驚く表情で語った。
当選した彼が気がつくと、どこからか公設秘書が現れていたのである。
「いきなり『たいぞうっ』が『先生!』になりますからね」と当選した瞬間に環境が激変するその感覚は「経験したものしか分からない」と彼は力説していた。

杉村太蔵氏といえば当選時に「ヒラリーマン」(ヒラのサラリーマン)と自分の立場を表現したことで有名だ。庶民の気持ちが分かる議員といえる。その彼が「政治活動にはお金がかかる」と言うからには、そういう実態なのだろう。
次の選挙で彼が出馬するかは定かでないが、もし当選した際には議員報酬についてどう捉えるか注目したいところだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)